企業が成り立つ上で欠かせないのはもちろん社員だ。企業にその能力を最大限還元してもらうために、どの企業も社員満足度やES(Employee Satisfaction)の向上を目指し様々な取り組みを行っている。なかでも先進的な方法で社員満足度やESに対して向き合っているのが、自治体や民間企業向けの情報漏洩対策ソフトウェアやシンクライアントシステムなどの自社パッケージソフト、業務系ソフトウェアや車載ソフトウェアの開発、評価 / 検証を提供するSky株式会社だ。

同社が考える社員満足度やESとはどのようなものなのか、また実践している取り組みとは、そして社員からの反応は――。Sky株式会社 広報部の西澤武史氏に話を伺った。

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大阪府大阪市に本社を置くSky株式会社。(左写真は大阪本社の入るビル)1985年の創設以来、様々なITソリューションを提供している。取り扱う製品が最新技術を駆使したものだからこそ、社員満足度やESに対しても常に先進的な意識を持って取り組んでいるという。


3つの“好き”からなる「好働力」がすべてのベース

まずは率直にSky株式会社が考える社員満足度、ESとはどのようなものか聞いてみた。

――Sky株式会社では社員満足度やESの向上を目的に様々な取り組みを行っているとお聞きしましたが、そもそも貴社では「社員満足度」「ES」とはどのようなものだと捉えているのでしょうか。

西澤氏:「我々は弊社の代表の方針で、『仕事が好き』『仲間が好き』『会社が好き』の3つの好きからなる『好働力』をスローガンとして掲げ社内に浸透させることで、この思いに共感できる社員になってほしいと考えております。

『仕事が好き』ということについては、極力本人が希望する職種や業務を与えられるようにと考えております。もちろん、できること、できないことは出てきてしまいますが、まずはその業務を好きであることがパフォーマンスの向上にもつながるはずです。ただ、それだけではなく、成果を出した社員には昇格や表彰、インセンティブなど各種の制度を設け褒賞が得られるようにしています。

研修制度も同様です。個人の成長を考えた研修カリキュラムを組むことで、会社への貢献だけでなく、個々の能力開発も狙いとしています。4社の研修会社に協力・連動いただき、外部研修をはじめ自身で受講したい研修を選択できるようにしています。またこうした研修を通じて、開発者のスキルチェンジの促進にも取り組んでいます。

  • Sky株式会社では、新人から管理職まで個人のスキルや立場に合わせた豊富な研修制度を設けている

『仲間が好き』を実現するためには、個人ではなくチームで仕事をし、助け合い、協力・共感しあえるよう『ALL Sky』という文化を作っています。そして仕事と仲間が好きなだけではなく、『会社が好き』であることも重要視しております。そのために、社員のみなさんが働く環境や設備にはしっかりとした投資を行っています。

  • 各拠点のオフィスには、天井から吊られた大型モニターを複数台設置し、社内の最新情報がすぐに確認できるようになっている。こうした設備投資も社員満足度の向上に一役買っている

また、女性の活躍推進も含め、一人ひとりのワークライフバランスも重視しています。社員に会社を好きになってもらうためにも、会社として社員一人ひとりのことを考えられるような施策を行っております。」

定時退社からバースデー休暇、社内インフラまで、Sky株式会社が実践する先進的な取り組み

「好働力」がすべてのベースとなっているSky株式会社。では実際にどのような取り組みをもって社員満足度、ESの向上、ひいては好働力の浸透につなげているのだろうか。

――それでは実際にSky株式会社が行っている取り組みについて教えて下さい。

西澤氏:「『定時退社日(実施率91% / 2019年度実績)』や『有給休暇の取得促進(取得率69.6% / 2019年度実績)』『サービス残業禁止の徹底』、『産休・育休の取得推進』など、働き方にまつわる基本的な制度は積極的に導入しています。そのほか、比較的ユニークなものとして年次の有給休暇とは別に『バースデー休暇』を付与しており、合わせて『誕生日祝い金』として1万円を支給しています。こうした社員のパーソナルに合わせた休暇も社員間でのコミュニケーションを増やし、良い循環が生まれる要素になっていると思っています。

そして、先程も少し触れましたが、社内インフラの整備にも尽力しております。例えば最新のPCやモニター、全社員へのiPhoneの支給など、働きやすいだけでなく、効率よく作業や業務にあたれる環境づくりを常に行っています。

  • 常に働きやすい環境づくりを目指し、最新のPCなども支給

社内インフラという部分では、社員間のコミュニケーションツールとして独自の社内SNS『Skyなう』を導入しております。これは、全社員が『つぶやき』を投稿できるもので、例えば業務中に技術的な質問をすれば経験者が回答してくれたり、会議参加者が積極的につぶやけば、会議に参加していない社員も内容をタイムリーに把握したりすることができます。新たなアイデア創出の場としても『Skyなう』を活用してもらいたいという狙いもあります。

  • 社内SNS『Skyなう』。別け隔てのないコミュニケーションが行えることで風通しの良い組織になるだけでなく、新たなアイデア創出の場にもなっているという

社内インフラだけでなく、気持ちよく働くためには、先ほどお話しした褒賞やインセンティブ制度も重要です。弊社では各自の取り組みにおいて会社の業績につながる褒め称えるべき行動、成果に対して、係長以上の社員が社員を推薦することでインセンティブが発生する制度があります。

コロナ禍になる前は、半年に一度、全社員が集まる業績発表会、昇格・表彰式を実施し、社員を称える場を設けておりました。またその後の懇親会では、高級な料理などの美味しいものをみなさんに食べていただき、みんなで喜び合えるようにしていました。表彰は個人だけでなく、グループ賞も設け、活躍したチームを表彰し、副賞として懇親会費用を進呈することで、さらなるチームワークの向上に役立てていただいておりました。

  • コロナ禍になる以前は、成果や取り組みを称える昇格・表彰式を実施。懇親会と合わせ、お互いの業績を社員同士で褒め称える場が設けられていた。こうした取り組みがさらなるチームワークの向上につながる

業績に対するインセンティブだけではありません。先ほどご紹介しました『Skyなう』を活用した『サンキューコイン制度』も設けております。これは、『Skyなう』を通じて社員同士が褒め合い、月ごとに一定の基準に達した社員には褒賞(QUOカード)を付与する取り組みです。お互いを“褒め合う”という企業文化をつくる上でも重要なインセンティブになっています。」

真の意味での社員満足度向上とは

紹介してきた先進的な施策や取り組みを持って、社員満足度やESの向上を目指しているというSky株式会社。だが、企業が考える取り組みは企業の独りよがりになり、実際の社員との間に温度差がある場合もある。Sky株式会社の社員はどう感じているのか。

――こうした先進的な取り組みや好働力の浸透に対する施策について、社員の皆様からはどのような反応がありますか?

西澤氏:「おかげさまで概ね好評であると聞いています。『定時退社日』『有給休暇の取得促進』を設けたことで生まれた余暇を、みなさんが充実させているようです。研修制度についても、社員一人ひとりがスキルアップしてきている実感があると、いろいろな部署からも報告を受けておりますし、産休・育休などの取得率も高くなっています。それから、“褒め合う”ことも『サンキューコイン制度』の導入などにより企業文化として定着してきているように思います。

業務の面でもPCやiPhoneといった作業環境面だけでなく、弊社の代表が自ら衆知経営を掲げ、常に全社員から改善意見を募り、それが採用されることで経営への参画意識や風通しの良さにつながっていると感じております。

これからも、“好働力“をスローガンに、より仕事や仲間、会社を好きになってもらえるような取り組みを行っていきたいと思います。」


“好働力”をスローガンに社員満足度、ESの向上のため先進的な取り組みを続けるSky株式会社。そこには、各社員の意識や気持ちの面からも強固な組織を作ろうとする矜持があった。

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