今あらゆる産業においてデジタル・トランスフォーメーションへの取り組みが強く求められている。このニーズに応えるのがコンテナ技術。短期間で製品・サービスを開発・投入し、改善を図っていくための基盤技術だ。ただ導入に際しては、コンテナの統合管理がネックになっていた。この課題を解消するため、カゴヤ・ジャパン(以下、カゴヤ)は管理ツールRancherを活用したKAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」をリリース。クラウド管理のインフラからコンテナ環境まで一貫したサービスを提供する。
今回はKAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」のキーマンに、日本におけるコンテナ普及の現状とこれからについて伺った内容をお届けする。
国内外で大きく異なるコンテナ技術の活用方法
開発サイクルの高速化・効率化を実現する次世代基盤として、コンテナ仮想化技術が注目を集めている。ただ、その導入に際しては1つ大きな障壁があった。コンテナのオーケストレーションツールとして、事実上の標準となっている「Kubernetes」が難しいのだ。「Kubernetes」は誰もが簡単に使いこなせるようなツールではない。そのため日本ではコンテナの普及が遅れている。Rancher Labsの新藤氏は、現状を次のように説明する。
こうした世界標準から遅れを取っている状況を改善し、日本でのコンテナ普及を推進するために立ち上げられたのがKAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」である。
Rancherとの組み合わせで使い勝手を大幅に改善
KAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」の特徴は使いやすさにある。「Kubernetes」の運用を直観的なGUIで一元管理できるコンテナ管理ツールRancherを組み合わせ、コンテナ環境を動かすために必要なものがまとめて提供される。クラウド基盤のインフラからコンテナ操作環境までを一貫して提供するサービス、そのメリットをカゴヤの関氏に伺った。
2019年9月現在、「Kubernetes」を提供するレンタルサーバー事業者は極めて限られている。カゴヤが先陣を切ってサービスを開始したのは、遅れがちな日本のITに関する技術革新や開発スピードを少しでも早めたいという強い思いからだ。
「すぐに・簡単に」使える。任せて安心のコンテナサービス
エバンジェリスト的活動を続ける新藤氏は、日本での普及状況について「コンテナ管理ツールであるRancherのSaaS版が欲しいとの声が出始めています」と語る。これが意味するのは「Rancherの良さは理解できるものの、OSSの自社運用は体制的に難しいので導入に躊躇してしまう。インフラも含めトータルなサポートが欲しい」というユーザーの存在だ。その点KAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」なら、サポートを任せられるので懸念は払拭される。
KAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」が持つ4つの強みも見逃せない。
- “ALL IN ONE”のコンテナ実行環境が整っており、サインアップすればすぐに使える。
- Rancher採用による直観的な操作画面が用意されているため、本来ならKubernetesによる複雑な操作が求められるコンテナ間の連結なども簡単に対応できる。
- Rancherの標準機能として豊富なカタログが揃っていて、使いたいサービスを簡単に立ち上げられる。
- カゴヤならではの安心のサポート体制が整っている。
まさに、これからコンテナ管理を始めるユーザーに最適なサービスと言えるだろう。
日本でのコンテナサービス普及を強力に推進
現時点でのコンテナユーザーは、現場で手を動かすソフトウェアエンジニアが多い。インフラの面倒までを任されがちな彼らとしてはKAGOYA CLOUD 「コンテナサービス」導入により、インフラ整備に頭を悩ますことなく開発に集中できるようになる。
カゴヤは今後、国内で普及が遅れているコンテナ技術の導入を促進し、国内企業の開発・運用における生産性向上への貢献を目指す。コンテナクラウドサービスの普及に力を入れ、ハンズオンセミナーなども定期的に開催する予定だ。新しい技術を手軽に試したい方は、ぜひ注目いただきたい。
[PR]提供:カゴヤ・ジャパン