2017年10月11日~13日の3日間に渡り東京ビッグサイトにて開催された「ITpro EXPO 2017」。その中で、主にクラウド環境に関するソリューションが並ぶ専門展が「Cloud Days 2017」である。

解説用パネルやプレゼンテーションスペースなどが並ぶ数々の出展企業の中で、あきらかに異質の雰囲気を醸し出していた一つのブースがあった。色鮮やかな照明に彩られ、スピーカーからはRockやPopsなどが鳴り響き、中央にはDJブースが鎮座する。一見するとまるでクラブイベントのような様相を呈していた、カゴヤ・ジャパンの展示ブースである。

Cloud Days 2017 カゴヤ・ジャパンブース「KAGAYA FES 2017」の模様

本記事では、カゴヤ・ジャパンセールスグループ セールスチーム國府裕之氏に、このような展示企画を実施した意図と想いについて話を伺った内容を紹介していく。

IoTを「楽しく伝える」ための展示

カゴヤ・ジャパンの展示内容は、好きな曲をリストから選択し顔画像を登録すると、「顔認証システム」で事前に登録した顔画像にマッチングした音楽が流れる体験型のブース。これは、同社が提供する「IoTサービス支援基盤」によって作成されたものだ。その具体的な内容については、以下の画像をご覧いただきたい。

3ステップで顔画像にマッチングした音楽を体験できる

STEP1。まずは、登録用タブレットのカメラで顔を撮影し(左)、好きな音楽を選曲する(右)

STEP2。認証用タブレットのカメラで顔画像を読み込む

STEP3。顔画像に紐付いた音楽がスピーカーから流れノリノリに(DJは音のエフェクトなどを担当中)

画像の内容をご覧いただければお分かりかと思うが、展示の内容はあくまでも顔認証システムのデモでありプレゼンテーション。それがなぜ、このようなクラブイベント風の様相を呈することになったのか。國府氏は次のように語る。

「展示会は、どうしても真面目でお堅いものになりがちです。でも、どうせ伝えるなら楽しく伝えたい。そこで、このようなエンターテイメント性を持ったブースにしてみました」

同氏曰く、「とにかく尖って目立ったもの」というテーマで数社に企画案を提出して貰い、その中から一番キャッチーで楽しそうな案を採用し会社に提出したところ、自身のやりたいことがそのまま通ってしまったという。

手軽にIoTサービスの提供を実現するカゴヤ・ジャパンの「IoTサービス支援基盤」

カゴヤ・ジャパンが提供する「IoTサービス支援基盤」は、ディープラーニング、機械学習、音声・画像認識、自然言語処理など、AIやIoTのサービスに必要とされる様々な技術が、それぞれパーツのように用意されている。それを積木のように組み上げていくことで、簡単にサービスを構築できる。ちなみに、今回のデモで使用されている顔認識システムは、「IoTサービス支援基盤」を用いて、わずか3日で構築したという。

カゴヤ・ジャパンの「IoTサービス支援基盤」

AIやIoT時代の到来に向けて新たなインフラサービスを提供

カゴヤ・ジャパンの主要事業は、レンタルサーバーやクラウドサービスなどのホスティングやデータセンター事業。今回の展示では、そのサーバー事業についても、今後確実に訪れるであろうAIやIoT時代に対応するサービスの紹介が行われていた。

1契約でOpenVZとKVMと2つの基盤を使えるVPS「KAGOYA CLOUD/2」

例えば、ベアメタルサーバーのラインナップに、並列処理が可能でディープラーニングに最適と言われるGPUを搭載したサービスが用意されていたり、クラウドサーバーのストレージすべてにSSDを搭載するなど、大容量データの処理を想定したサービスの提供を行なっている。

ベアメタルサーバーのラインナップには、GPUを搭載したサービスが用意されていた

「私たちが提供しているサービスは、主にサーバーやクラウドなどのインフラ部分となります。そこに、通信やデバイス、そしてアプリケーションなどが加わって、初めてAIやIoTのサービスとなります。できるだけ多くの方々に私たちを知っていただき、そして一緒にこの分野を盛り上げていきたい。今回のブースは、『私たちは面白いことをやりたいんです!』という、メッセージを込めた企画でもあるのです」と國府氏は締めくくった。

なお、当日ブースで提供されていたサービスの詳細についてはカゴヤ・ジャパンのHPをご覧いただきたい。


[PR]提供:カゴヤ・ジャパン

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