Works Mobile連載企画

第1回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」とは?
第2回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - チャット・無料通話編
第3回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - カレンダー・メール・ストレージ・チームルームノート編
第4回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(前編) - 販売パートナーのサテライトオフィスに聞く
第5回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(後編) - アドオンを提供するサテライトオフィスの取り組み
第6回:LINEとつながる唯一のビジネスチャットツール「LINE WORKS」の魅力を探る
第7回:トーク機能の使い勝手は? LINEとつながる唯一のビジネスチャットツール「LINE WORKS」をチェック!

ワークスモバイルジャパンが2月2日より提供を開始した「LINE WORKS」は、LINEとやり取りができる唯一のビジネスチャットツールだ。チャットやカレンダー、メール、アドレス帳、ストレージなどグループウェアとしての機能を備えつつ、セキュリティを確保したうえでLINEと「トーク」が行える魅力あるサービスだ。

本稿では、「LINE WORKS」の最大の特徴であるこのLINEとの「トーク連携」機能について、ワークスモバイルジャパンのお話をもとに詳しい使い方を紹介していきたい。

ワークスモバイルジャパン執行役員/プロダクト・セールスサポート統括 萩原雅裕氏

ワークスモバイルジャパン カスタマーエクスペリエンスマネージャー 長橋明子氏

シャドーITへの対策を行った"ビジネス版LINE"「LINE WORKS」

「LINE」をはじめとしたメッセンジャーアプリは、ITに触れたことのある多くの方が利用したことのあるコミュニケーション手段だ。パソコンだけでなくスマートフォンでも簡単にメッセージや写真、ファイルなどをやり取りできるため、プライベートはもちろん、ビジネスにおいても活用の幅が広がっている。

だが、メッセンジャーは個人と密接に紐づいたアプリであるため、企業にとっては管理外での情報のやり取りが行われる懸念がある。つまり近年問題視されている「シャドーIT」を生み出す危険性を否定できず、ビジネスでの活用はあくまで社内に限られていた。ゆえに、「LINE WORKS」の前身ともいえるグループウェア「Works Mobile」もまた、トークが行える範囲はあくまで社内のみに限定されていたのだ。

LINE WORKS トーク機能の利用イメージ

このシャドーITへの対策を行い、かつ高い情報セキュリティを保持したまま一般向けの「LINE」とのトークのやり取りを可能としたのが、「LINE WORKS」だ。この機能を、「外部トーク連携機能」と呼ぶ。同サービスは国際認証規格として標準であるSOC2/SOC3、ISO27001、ISO27017、ISO27018認証を取得しており、情報保護の安全性もしっかりと確保されている。

LINE WORKSとLINEでトークをやり取りするには

実際に外部トーク連携機能を使って「LINE WORKS」と「LINE」間でやり取りする手順を確認してみよう。企業で利用する「LINE WORKS」にLINEユーザーをアドレス帳に追加するためには、システム管理者により連携許可を得る必要がある。企業は「LINE」と連携するユーザーを自社で限定できるというわけだ。この連携許可は「LINE」だけでなく、他社の利用する「LINE WORKS」に対して行うことも可能となっている。

システム管理者側が実際に行う設定は、管理者画面から外部トーク連携機能を有効にし、外部とのトークを許可するメンバーを登録することだ。有効/無効は「LINE」と外部の「LINE WORKS」を別々に設定することが可能。もちろん、外部の「LINE WORKS」とつながる際は、相互のシステム管理者が外部トーク連携機能を有効にしなくてはならない。

システム管理者側の管理者画面から「LINE」と外部の「LINE WORKS」別に外部トーク連携機能の有効/無効を切り替えられる

連携許可を得た「LINE WORKS」ユーザーが、「友だち」追加のためのQRコードやトークID、招待用リンクを「LINE」ユーザーや他社の「LINE WORKS」ユーザーに送付し、受け取った「LINE」ユーザーがアプリ上で「友だち」登録を行うと、実際にトークをやり取りが行えるようになる。なお、QRコードなどはSMSやメールなどで送付も可能。さらに名刺などに印刷すれば、より繋がりを持ちやすくなるだろう。

QRコードやトークID、招待用リンクを送信することで、外部のユーザーを登録が可能

追加された「LINE」ユーザーや他社「LINE WORKS」ユーザーは、LINE WORKSのアドレス帳の「外部ユーザー」に登録され、「LINE」ユーザーは名前の前にLINEマークが、他社「LINE WORKS」ユーザーは名前の前にWマークが表示される。「LINE」ユーザーからは「友だち」の中の公式アカウント内に追加される形となる。

「LINE」ユーザーや他社「LINE WORKS」ユーザーは、LINE WORKSのアドレス帳の「外部ユーザー」に登録される

ワークスモバイルジャパンの萩原氏は、「LINEとLINE WORKSは、これまでどおり、あくまで別のプラットフォームですが、その垣根を越えてコミュニケーションできるのが新しい点です。これは、LINEの兄弟会社でなくては実現できなかったことでしょう。たくさんのご要望をいただいている中、大変お待たせいたしました。」と述べる。

登録された外部ユーザーとのトーク内容は、内部のLINE WORKSユーザー同様、システム管理者側からログとして確認できるため、シャドーITの対策もしっかりと行える。なお、トークのモニタリング機能なども今後追加を予定しているという。

LINEユーザーとのトークでできること、できないこと

外部ユーザーとのトークでは、「LINE WORKS」が搭載している多くの機能をそのまま利用することが可能。例えば、既読の確認、スタンプ、写真、動画、カメラ、端末やDrive内のファイルの利用などだ。「LINE」や「LINE WORKS」で行っているように、各種ファイルを簡単に送受信したり、スタンプで返事をしたりすることができる。

一方で、LINEや外部のLINE WORKSユーザーとのトークには一定の制限もあるため、注意点として確認しておきたい。まず、トークは基本的に一対一に限られ、多人数とのトークは行えない。また、LINEユーザーとの無料通話、ビデオ通話には対応していない(外部のLINE WORKSユーザーとは可能)。

「LINE」の特徴ともいえるスタンプの使用は、ほぼ公式スタンプに限られており、クリエイターズなどの第三者が提供するスタンプは「LINE WORKS」側には表示されない。加えて、LINEの絵文字は、絵文字ではなく文字列(smileなど)で表示される。このスタンプや絵文字の制限は、おもに権利関係によるものだ。

ビジネスにおける新たな接点としてLINEのトークを

「LINE」での対話を望む新しい顧客に対して、正しいコミュニケーション手段を用意したのが、「LINE WORKS」といえるだろう。ワークスモバイルジャパンの長橋氏は「実際に世の中ではLINEがすでにビジネスの場で使用されてしまっています。そんな現状に対して、セキュリティ対策を伴った公式ツールとして会社が自信をもって社員に提供できるのがLINE WORKSです」と説明する。これまでの電話やメールといったコミュニケーションツールとは違う、新しい顧客との接点として、LINE WORKSの今後に期待したい。

Works Mobile連載企画

第1回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」とは?
第2回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - チャット・無料通話編
第3回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - カレンダー・メール・ストレージ・チームルームノート編
第4回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(前編) - 販売パートナーのサテライトオフィスに聞く
第5回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(後編) - アドオンを提供するサテライトオフィスの取り組み
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