活気にあふれるイベントとなった『IoTの「T」が見れるでShow!』。最後に、LT・ミニセミナーにも登壇したニフティの佐々木氏と西日本電信電話(NTT西日本)の中村正敏氏にお話を伺う機会を得た。イベントの立役者とも言えるお二人に、今回のイベントが開催された経緯や感想について聞いてみたので紹介しよう。

ニフティの佐々木氏(左)とNTT西日本の中村氏(右)

── 『IoTの「T」が見れるでShow!』開催の理由とは?

佐々木氏 我々は、IoTサービスの開発に必要な各種機能を提供するサービスとして「ニフティクラウド IoTプラットフォーム」を2015年5月にスタートし、その後7月にIoT化に必要なインターネット側のさまざまな課題の解決をサポートするソリューションサービスとして「IoTデザインセンター」を開始しました。同サービスの活動を通じて分かったのが、「事例が見たい」、「まず、動く"モノ"に触ってみたい」というニーズの強さです。ならば実際に"モノ"、つまりIoTの「T」(Things)の部分を見ていただこうと考えたのが、このイベントを開催した理由です。

また、もう一つの理由としてはパートナーシップの強化です。IoTには、自社単独で成り立つビジネス・サービスがあまり存在しません。そこで、まずはニフティでお付き合いのある企業様にお声がけして、事例が体験できる展示会を開催し、ビジネスにつなげていければと考えました。こうして実際に開催されたのが、2016年1月に東京で開催した『IoTの「T」が見れるでShow!』です。

── 東京に続き、大阪でイベントが実施された理由を教えてください

佐々木氏 「IoTデザインセンター」では、関西方面のお客様からのお問い合わせも数多くいただいています。IoTの「T」を担当される企業さま、つまりモノづくりに携わるメーカーさんは、西日本に多くいらっしゃいます。「西日本での開催も必要」と考えていたところ、ちょうどNTT西日本の中村さんからお声がけいただいたのです。

中村氏 弊社もちょうどIoTビジネスを手掛けていきたいと考えていたのですが、弊社はデバイスメーカーや家電メーカーではありませんので、"モノ"がありません。もともと大阪は、大手家電メーカーやモノづくりの中小企業が多数存在する街です。IoTビジネスに関わりたい方は山ほどいます。どう展開していこうかと考えていたところ、ちょうどSNSで『IoTの「T」が見れるでShow!』を知りました。「これは渡りに船!」と思い、すぐにニフティさんに開催をお願いに行きました。

──まだイベントの最中ではありますが、本イベントの印象や感触を教えてください

佐々木氏 非常に盛況ですね。来場者数を見ても、前回1月の開催の2倍以上になりそうです。大成功といえるのではないでしょうか。

中村氏 普通の展示会と違って、仕事ベースの話をされている方が多い印象です。これまでのIoT展示会というと漠然としたイメージが語られることが多かったのですが、具体的に作られた"モノ"があるとインパクトが違いますよね。

佐々木氏 そうですね、製品紹介だけでお話が終わらず、商談も行われています。一般的な展示会では、情報収集を目的としたお客様が多いのですが、『IoTの「T」が見れるでShow!』では事前に情報収集を終えており、具体的なお話をされる方も多いです。

── 最後に、主催者としての想いを一言ずつお願いします

佐々木氏 IoTは、インターネットとモノをつなげる技術ですから、一社単独でできることは限られています。企業間のパートナーシップは今後より一層重要になっていくでしょう。今回の『IoTの「T」が見れるでShow!』のようなイベントを通じて、企業間のつながりを深めていければと思っています。一緒にIoTを盛り上げていきましょう。

中村氏 貴重なお時間を割いて来られた方には、自分の仕事に結び付けられるような良いアイデアを持って帰っていただきたいな、新しいアイデアへのきっかけを作ってほしいなと思います。『IoTの「T」が見れるでShow!』にご来場いただき、ありがとうございました。

(マイナビニュース広告企画:提供 ニフティ)

[PR]提供: