欧米を中心に広がり、昨今国内でも認知度が高まりつつある「FinOps」について、その基本から本連載では解説していきます。今回は、前回に引き続きFinOpsフレームワークの要素の1つ、ペルソナ(Personas)について、FinOpsチームの組成の観点から解説します。「はじめてのFinOps」の過去回はこちらを参照。
実際のところFinOpsチームはどのように組成されるのか
連載第2回では、FinOpsフレームワークの要素の1つ、「ペルソナ」(Personas)について解説しました。ペルソナとは、どのような立場・役割の人たちが、どのような興味・関心を持ってFinOpsに関わるのかを整理したもので、6つの「コアペルソナ」(Core personas)と、5つの「連携するペルソナ」(Allied personas)により構成されます。
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FinOpsのペルソナ(FinOps Personas by FinOps Foundation)
これらのペルソナをつなぐ言わば「橋渡し役」となり、FinOpsの推進役となるのが、コアペルソナの1つ、「FinOpsの実践者」(FinOps Practitioner)です。このFinOpsの実践者からなるFinOpsチームはどのように組成するのか、3つのポイントに分けて解説します。