2025年3月現在、トランプ大統領はバイデン前政権に路線を継承する形で、先端半導体分野における対中国輸出規制を強化していく構えだ。
そして、バイデン前政権がそうだったように、半導体の製造装置で世界シェアを誇る日本に対しても同調を求めてくることは間違いなく、その対応次第で日本と中国の経済・貿易関係は大きく左右されることになろう。
ここでは、トランプ政権が日本に同調を呼び掛け、石破政権が「同調する」シナリオと「同調しない」シナリオを想定し、それぞれの場合に中国と日本の経済貿易関係がどうなるかを予測する。