アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は10月28日、オンラインでスタートアップ企業の支援プログラムである「AWS Activate」の支援策拡張に関する記者説明会を開催した。

国内で進むスタートアップの環境整備、支援

まず、現状認識としてアマゾン ウェブ サービス ジャパン スタートアップ事業開発部 本部長の畑浩史氏はスタートアップを取り巻く環境について触れた。

同氏は「10月に岸田文雄首相による所信表明においてスタートアップへの徹底支援を掲げており、政府の成長戦略会議でもスタートアップ企業の成長に向けた環境整備について言及されている。また、デジタル庁では日本のデジタル化促進にスタートアップは重要な役割を果たすと位置付けており、内閣府はスタートアップ・エコシステム拠点都市の形成として、グローバル拠点都市と推進拠点都市を選定し、経済産業省ではスタートアップ企業の育成支援プログラム『J-Startup』を展開している」との認識を示す。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン スタートアップ事業開発部 本部長の畑浩史氏

アマゾン ウェブ サービス ジャパン スタートアップ事業開発部 本部長の畑浩史氏

同社では、スタートアップに向けてAWS Activateに加え、技術支援やマーケティング支援、サービスや最新技術動向の勉強会・コミュニティ、無料のコワーキングスペース「AWS Startup Loft Tokyo」(現在は新型コロナウイルスの状況を鑑みて閉鎖中)をはじめ、10の支援プログラムを用意。

スタートアップ向け支援プログラムの概要

スタートアップ向け支援プログラムの概要

同社のスタートアップチームは、専任チームによるシードからレイターステージまで営業、SA(ソリューションアーキテクト)、事業開発、マーケティングがワンチームで支援し、ベンチャーキャピタル、アクセラレーターなどのスタートアップ支援者と協業している。さらに、元スタートアップの創業者、CTO、エンジニア、営業などスタートアップ経験者が多数在籍し、グローバルチームとの連携により、海外展開も支援している。