シーディーネットワークス・ジャパンは5月19日、同社のコンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)である「コンテンツ・アクセラレーション」と「クラウド・ストレージ」が、フランステニス連盟(FFT)に採用されたと発表した。FFTでは、同連盟の公式Webサイトおよび全仏オープンのオンラインチケットストア上で活用している。

コンテンツ・アクセラレーションは、Webサーバの負荷を下げつつも、サイト表示を高速化できるCDNサービス。画像や動画などのコンテンツをクラウド・ストレージにホストし、CDN配信プラットフォームから配信することで、Webサーバの安定化・高速化を実現している。

FFTでは、全仏オープンやBNPパリバ・マスターズなどの主要な国際トーナメントの運営をサポートしており、観戦チケットをオンラインで販売している。観戦チケットの発売開始直後など、オンラインストアへのアクセスが急増する際にも、安定して運用できるシステムの構築が必要とされていた。

数あるサービスの中からCDNetworksを選んだ理由としては、「高速なWebサービスに定評があったこと」、「突発的なアクセス集中に耐えうる配信キャパシティを有していること」、「コンテンツ配信プラットフォームを自社運用していること」などが挙げられている。

導入効果として、アクセス急増時にもWebサイトの安定した運用ができるようになったほか、CDN配信プラットフォームがFFTサーバに変わってコンテンツを配信するため、運用負荷が減り、業務の効率化につながったという。