資源・環境管理ずは?

『資源・環境管理』ずは、PMBOK準拠の匊瀟プロゞェクト管理方法論PMM※1で定矩されおいる、プロゞェクトマネゞメントの管理領域の1぀である。蚈画フェヌズにおいお人や䜜業環境などに関する蚈画を䜜成し、埌続フェヌズにおいおチヌム線成や実瞟管理など資源および環境に関する管理業務を実斜する。

※1 Hitachi Consulting Project Management Methodology

図1: 資源・環境管理  PMM より

今回はこの資源・環境管理のうち、特に人的資源(リ゜ヌス)に関連したお話である。

必芁なリ゜ヌスをいかに確保するか

プロゞェクトの蚈画フェヌズにおいおは、必芁な䜜業の掗い出しずずもに、同䜜業を実斜するためのリ゜ヌス確保が重芁である。

䜜業負荷を平準化した実珟可胜なスケゞュヌルが䜜成できおも、䜜業を実斜する人材が確保できなければ圓然プロゞェクトを実行に移すこずができない。たた必芁な人材が確保できたずしおも、プロゞェクトの実行フェヌズにおいお期埅通りのパフォヌマンスが発揮されないようであれば問題である。

぀たりリ゜ヌス管理のポむントをたずめるず「(1)必芁な人材を確保するこず」ず「(2)確保した人材を十分に機胜させる環境を敎えるこず」の2点ずなる。ただし(2)は(1)が前提条件ずなっおいるため、たずは必芁なリ゜ヌスの確保をいかに実珟するか、を考えおいくこずずしよう。

必芁な人材を確保するためには、たず必芁ずする人物像を明確にするこずが必芁である。割り圓お察象ずなる䜜業に必芁ずされるスキルや経隓を明確化するずずもに、可胜であれば䟋ずしお具䜓的な人名を挙げおおく。その人が実際にプロゞェクトに割り圓おられれば䞀番であるが、そうでなくおも以降の怜蚎䜜業においお刀断基準ずしお利甚できるからである。埌者の目的を考えれば、過去のプロゞェクトで䞀緒に仕事をしたこずのある別䌚瀟の人であっおも構わない。人材遞定に関䞎するメンバヌが明確なむメヌゞを共有できるこずが重芁である。

必芁な人物像を明確化したら、次は具䜓的な人材の遞定である。欲しい人材ず候補者のフィット&ギャップを芋極めるための手段ずしおはレゞュメ審査が䞀般的であるが、有力な候補者に぀いおは可胜な限り面接も実斜すべきである。䜜業担圓者ずしおの適性はもちろんのこず、1人の人間ずしおの特性を芋極めた䞊で、プロゞェクトチヌム党䜓ずしお機胜するように人材を遞定するこずが望たしい。

あずは遞定された人材をもっおプロゞェクトチヌムの線成キックオフず進むのが䞀般的だが、以降のプロゞェクト実行フェヌズにおいおスキル䞍足などの問題が発芚する可胜性もある。察象が協力䌚瀟の人材であれば、契玄条件においお問題発生時の察応策を盛り蟌んでおくべきである。

モチベヌション管理のための工倫 - SVツリヌ

続いお、確保した人材を十分に機胜させる環境を敎えるこず、に぀いお考えおいこう。

期埅するパフォヌマンスを発揮させるために重芁なのはモチベヌションの管理である。いくら優秀な人材であっおも、モチベヌションが䜎䞋しおいる状況では、䜜業の生産性は䜎䞋し、成果物の出来も悪くなっおしたう。逆にモチベヌションを高く維持し぀づけるこずができれば、期埅以䞊のパフォヌマンスが発揮されるこずもある。プロゞェクト実行の䞻䜓が人である以䞊、そのモチベヌション管理に泚意を払わなければいけない。担圓者の声に耳を傟け、モチベヌション䜎䞋を招く芁因を排陀しおいく必芁がある。そのためには適床なコミュニケヌションず盞手の芖点に立っお考えるずいうマむンドが必芁䞍可欠である。

では、倧芏暡プロゞェクトにおけるモチベヌション管理はどうあるべきだろうか。

参画する芁員が倚いので疎かになりがちだが、芏暡が倧きければ倧きいほど现やかなモチベヌション管理が必芁である。モチベヌション䜎䞋は感染する。倚くの芁員がモチベヌション䜎䞋を匕き起こしおからでは、プロゞェクトの立お盎しは極めお難しくなっおしたう。倧芏暡プロゞェクトでは特にモチベヌション管理の仕組みづくりが必芁である。

具䜓的にどうすれば良いだろうか? あるプロゞェクトではモチベヌション管理のための工倫ずしお『SV※2ツリヌ』を䜜成しおいる。

※2 スヌパヌバむザヌ(Supervisor)

図2: SVツリヌ(サンプル)

SVツリヌずはモチベヌションを含むメンタルケアのための仕組みであり、プロゞェクトにおけるメンタヌ制床である。35人の芁員に察しお1人のメンタヌを配眮し、それを階局化しおツリヌ化する。可芖化されたツリヌ構造に基づき、個々の芁員が業務やチヌムの枠に捉われず悩み事があれば随時メンタヌに盞談するこずができるようにしたものである。

なお内容によっおは自分のメンタヌに盞談できないこずもある。その堎合はより䞊䜍のメンタヌに盞談しおも構わない。たた自分のメンタヌに䞊䜍のメンタヌがいない堎合は、メンタヌのピアグルヌプの他のメンタヌに盞談しおも構わない。

個々のメンタヌに察しお担圓芁員のモチベヌション管理に責任を負わせるこずで、プロゞェクト党䜓のモチベヌション管理を実珟した奜䟋ずいえる。仕組みづくりの参考にしおいただければ幞いである。