パンデミックがきっかけで始まったDIY動画制作

本連載でも紹介があったように、HPEではパンデミック以降、いち早くハイブリッドワーク推進の取り組みを実施してきました。→過去の「マシンルームとブランケット」の回はこちらを参照。

私は前例のない状況で入社式や研修を経験した世代なので、HPEのスムーズなハイブリッドワークへの移行の早さは特に印象に残っています。

パンデミックをきっかけに働き方の改革が急がれたのと同じく、企業の情報発信のあり方も工夫が必要となってきました。

そこでHPEでは2020年から有志による動画制作チームが発足しました。これまでお客さまにプレゼンテーションやデモを提供していた旧EBC(Executive Briefing Center)のスペースを有効活用し、撮影機材をそろえるところから、編集から公開まですべてHPE社内での活動になります。

  • マシンルームとブランケット 第8回

    旧EBCスタジオ(2021年8月)

以下は初期の旧EBCスタジオで制作された動画コンテンツの一例になります。私も初期メンバーとして裏方を担当させてもらえたのがいい思い出です。

放送局と同等の機材で設計されたCICスタジオ誕生

これまでの活動はプリセールスエンジニアリング統括本部長を中心にDIYで動画制作を行われてきました。

しかし2022年の大島本社の改修工事に伴い、旧EBCも一新されることになり、元のスペースはHPE本社の受付とCIC(Customer Innovation Center)スタジオに生まれ変わりました。

受付前ロビーの奥のガラスドアの向こうにスタジオ設備が常設されています。コロナ禍における映像配信に関するトレンドやニーズを受け、CICスタジオはプロの映像制作会社のアドバイスも受けて設計されました。

旧EBCスタジオの立ち上げから約一年で常設のスタジオが完成し、もともと機材の扱いは素人だった社員の技術もかなりレベルアップしています。

  • マシンルームとブランケット 第8回

    HPE大島本社の受付前ロビーと奥にあるCICスタジオ

配信のクオリティが企業の信用を高める時代

CICスタジオではサービス提供を開始してから放送局と同等のクオリティの映像を届けしており、プレスに対する新製品発表から、ユーザーに向けたオンデマンドセミナー、社内の入社式といったコンテンツ撮影やライブ中継の実績があります。

スタジオの設計をリードしたプリセールスエンジニアリング統括本部長は「配信の品質が、企業そのもののプレゼンスになる」と考えています。

グリーンバックを使用した登壇者とスライドの合成や、録音の質にもこだわり、視聴者にストレスのかからない親しみやすい配信をスタッフ一同心がけています。

  • マシンルームとブランケット 第8回

    CICスタジオの常設機材とコンソールデスク

以下は実際の配信の様子の動画になります。今後HPEがさらに力を入れていくサステナブルITについて、メッセージが伝わりやすいような背景になっているなど工夫がされています。

これからHPEの映像コンテンツをご覧になる機会があれば、今回ご紹介したCICスタジオのことを思い出していただければと思います!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!

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