ノーコード・ローコードで業務アプリを開発できる「kintone」は、業務効率化という文脈で語られることが多いけれど、目線を少し変えて、働く選択肢を増やし、ライフイベントもキャリアも楽しめるようになった人々を紹介する本連載。

初回となる今回は、kintoneを通して自分のキャリアに気づいた、創業76年を迎えるデザイン文具メーカー・デザインフィルの尾崎冴さんに登場いただきます。

  • デザインフィル 尾崎冴さん

    デザインフィル 尾崎冴さん

kintoneは女子にとっても扱いやすいツール

--初めに、自己紹介をお願いします--

尾崎さん:創業76年を迎えるデザイン文具のメーカー、株式会社デザインフィルの尾崎冴と申します。

文房具をベースに企業のノベルティや販売グッズを企画・生産するコマーシャルデザイン事業部(BtoB部門)で、営業とマーケティング、加えて業務改善を担当しています。

--kintoneについては、どんな風に感じてらっしゃいますか--

尾崎さん:2019年に産休から復帰したらkintoneが導入されていました。最初は「見づらいなぁ」と思っていたんですが、 部内で運用する立場になって、理解できるようになってくると、「玉手箱だ!」と思うように。

そんなkintoneも今ではすっかり慣れ親しんだプラットフォームであり、ストックの宝庫であり、情報が蓄積するとシナプスのようにつながっていくものと感じています。

私にとって、kintoneは仕組み化することの重要性と面白さを教えてくれた、ビジネス人生の転機となった出会いの一つです。

また、kintoneは、女子にも扱いやすいツールだと思うんですよね。「男性の方が論理的思考を持っている」と言われますが、業務を見直して整理し、全体を見通すことや、関係者に「この業務のやり方を変えてもいいですか?」「何のための業務ですか?」とコミュニケーションをとることは女性も得意なのではないかな、と。

時短勤務でも不自由に思ったことはない

--kintoneのどんな点を気に入ってらっしゃいますか--

尾崎さん:kintoneって、すぐにその場で直せる点がとてもいいなと思っています。外注でシステムを開発した場合、細かい修正を一つずつお願いするのは面倒なので、10個ぐらい修正点を溜めてから作業をお願いすると思うんです。そうすると、だんだん「こうしたい」「ああしたい」と言うのも億劫になってくるというか……。

--溜めてしまうと、どんどん忘れてしまったり、まとめるのに時間がかかったりしますよね--

尾崎さん:kintoneはネットで検索するとブログやマニュアルなどが見つかるので、自力で対応できるため助かります。最近は「文句を言われたら考えよう」と気軽な気持ちでアプリをたくさん作ってます。 システムの保守や更新も、夜中に起きて対応するイメージがあったんですが、kintoneならその必要がない!時短勤務でも、管理者として不自由に思ったことはないですね。

また、システム知識がなくても、直感的に仕組みを設計でき、思い立ったらすぐに試せるところがいいですな。世界をつくっていく感じも楽しいです!

--時間や場所関係なくメンテナンスできると、女子に限らず、時短勤務や在宅勤務の人にもぴったりですね--

19時前には大体のメンバーが帰れるようになりました!

--実際にkintoneを使ってみて、どうですか?--

尾崎さん:生産指示書アプリと顧客アプリを連携できるのも便利です! 今まではお客様からの入金と書き出しを逐一覚えていたけど、今はリマインダー機能でkintoneが教えてくれるので、忘れられるのがとても楽ですね。

活用が進んでからは部署の残業時間も減って、定時すぎには半数ぐらい、19時前には大体のメンバーが帰れるようになりました!

業務に必要な情報の8割はkintoneにあるので、テレワークにも向いていると思います。今では、kintoneがない仕事生活は考えられない体になってしまいました。

kintoneを通して気づいた、自分のキャリア

--アプリは尾崎さんが作られているんですか?--

尾崎さん:はい!部署内のアプリの7割は私が作っています。他の人にも気軽に作ってみてほしいので、興味を感じる発言をキャッチしたら背中を押すようにしています(何名か、アプリ作成にチャレンジしてくれるようになりました!)。

kintoneって、アプリを使うと便利なんですが、「作る」ことにも快感があると思っていて。世界を作ってる気分になるんですよね。ゲームみたいな感覚で業務アプリを作っています。

今まで商品の品質管理、マーケティング、製造など、興味あることが飛び石だったんですけど、kintoneを触っていくうちに「仕組み」という共通のキーワードに気づいたんです。自分は「仕組み」でものごとを考える仕事がしたいんだ!とわかって、この考え方はどんな業務にも生きると感じました。

アプリを作ることでITリテラシーが上がって、同時に自分の市場価値も高まっているとも感じましたし。ほかのシステムならこんな風にはならなかったと思いますね。

「kintoneを使ってやってみる」を増やしたい

--これからkintoneを使って、やってみたいことはありますか?--

尾崎さん: 予実管理やダッシュボード化ができたらいいなと夢だけは膨らんでいます。

kintoneを使って業務改善を行っていくうちに出来上がった私のポリシーが、「理想は現場の人が日常の中で息をするように業務改善を考え、実行すべし」です。

kintoneの公式お仕事まんが『ホップ☆ステップ きとみちゃん』の主人公・彩紡(さいぼう)きとみ(28歳)は日本橋で働きながら、仕事のストレスをkintoneで解決しています。

ストレスを我慢しがちなきとみちゃんだからこそ、合言葉は「がまんしない!」。我慢を日々、積み重ねている方も多いのでは? きとみちゃんと一緒に、ストレスフリーな働き方を目指しませんか?