プレゼンテーションを行う際、スライド形式の資料は欠かせないアイテムです。PowerPointやGoogleスライドなど、プレゼン資料を作るためのツールを日々使っている方も多いかと思います。→過去の回はこちらを参照。

PowerPointやGoogleスライドなどはとても便利ではあるものの、デザインやレイアウトの調整などに時間がかかってしまう一面もあります。社内向けのプレゼンなど、あまり見た目にこだわる必要がないシーンでは、もっと手軽かつ高速にプレゼン資料を作れる方法を知っておくと便利です。

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今回は、Notionでプレゼン資料を作るツール「Notion Slides」をご紹介します。

オススメの利用用途

Notionを使って手軽かつ高速に簡易プレゼン資料を作りたいときにオススメです。

社内でのプレゼン発表時やミーティングのアジェンダなど、資料の見た目にあまりこだわる必要がないシーンで活躍します。

今回の記事内に登場するプレゼン資料は3分程度で作成できました。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    Notion Slidesで作ったプレゼン資料

注意点

Notion Slidesを使う場合、装飾を工夫して見た目にこだわること、画像を使用すること、アニメーションにこだわることには不向きです。

また、Notion SlidesはデータベースなどNotionのいくつかの機能に対応していません。

見出し、テキスト、箇条書きのみで構成されるようなシンプルなプレゼン資料を作るツールだと割り切れる場合のみ利用しましょう。

使い方

Chrome拡張機能「Notion Slides」をインストールし、「Chromeに追加」を押します。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    Chromeプラグインをインストール

インストールしたら、Chromeに固定表示させましょう。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    Chromeに固定表示させる

これで、Notion Slidesを利用するための準備が整いました。

次に、Notionでスライド化するページを作成しましょう。見出し1または2を使うと改ページされます。見出しとテキストや箇条書きを使ってスライドを作ります。

作成例: https://tahara-demo.notion.site/46d0021bba3747b7994334d1428d4e42

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    Notionでページを作成する

ページが完成したら、プラグインのアイコンをクリックしてスライド化しましょう。

※時々スライド化が成功せずグルグルとローディングが続くことがあります。そのときはページを更新して、再度スライド化を試しましょう。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    Notion Slidesのアイコンをクリックするとスライド化される

基本的な使い方として、矢印キーを押すと前後のスライドに移動できます。fキーを押すとフルスクリーンモードになります。右上にメニューがあります。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    右上のメニュー

Closeを押すとNotionの編集ページに戻ります。Publishを押すと誰でも閲覧できるURLを発行することができます。Helpを押すとキーボードショートカット一覧が表示されます。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    キーボードショートカット一覧

月のアイコンを押すとスライド全体をダークモードに切り替えられます。

  • Notionがあなたのチームを強くする 第19回

    ダークモードに切り替えることもできる

見出しブロックの使い方について

見出しブロックの使い方について、少しコツが必要なので補足します。

スライド全体に見出し1しかない場合、もしくは見出し2しかない場合には、見出しごとにスライドを横にスクロールさせることができます。

見出し1と見出し2が混在する場合には、見出し1は横スクロール、見出し2は縦スクロールという挙動になります。

なお、見出し3は改ページされません。スライド全体を横方向にスクロールしたい場合には、全体の見出しを見出し1もしくは見出し2で統一させましょう。

スライド全体を縦方向にスクロールしたい場合には、1枚目を見出し1で作り、2枚目以降は見出し2にすることで実現できます。

いかがでしたか。Notion Slidesを活用して、効率的にプレゼン資料を作成しましょう。