高度にインターネットが発達した現代では、知りたい情報をすぐに検索して調べることができる。一方で、本を読むことで得られる想像力やインスピレーションも重要だ。"本でしか得られない情報"もあるだろう。そこで本連載では、経営者たちが愛読する書籍を紹介するとともに、その選書の背景やビジネスへの影響を探る。
第3回はUSEN&U-NEXT GROUPで法人向けにクラウドサービス導入などを支援する、USEN Smart Worksの代表取締役社長を務める大下幸一郎氏に取材。大下氏は数ある本の中から『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 著者:唐澤俊輔)を選んだ。
著者の唐澤氏はマクドナルドやメルカリ、SHOWROOMなどで組織の成長を率いた経歴を持つ。同書では変化の激しい時代だからこそ組織のカルチャーが重要だとして、企業のミッション・ビジョン・バリューとカルチャーの関係性や社内外へのカルチャーの浸透について、具体的な手法を用いて紹介している。唐澤氏の経験に基づくフレームワークも掲載し、実践型で組織内カルチャーを学べる一冊だ。