コンピュータ用語で、データの持ち方のことを「データ構造」と言います。「データの持ち方」と言われても、ピンと来ないかもしれません。そこで現実に置き換えて、授業で配布されたプリント(データ)を管理する方法について考えてみましょう。
上記のような方法が思い浮かぶと思います。そうした管理方法のことをプログラミングの世界ではデータ構造と呼んでいるのです。
データ構造について知ることは、プログラミングにおいて非常に大切です。なぜなら、どのデータ構造を選択するかによって、プログラムを実行した際の計算時間が大幅に変化することがあるからです。そこで今回は、代表的なデータ構造として、「スタック」「キュー」「優先度付きキュー」の 3 つを紹介します。