前回に引き続き、今回も「図表番号」の使い方を紹介しよう。今回は、図表番号の文字の書式を変更する方法と、画像を横並びで配置するときの対処法を紹介する。こういったテクニックも覚えておくと、図表番号をもっと便利に活用できるようになるはずだ。
図表番号の書式設定
まずは、図表番号の文字の書式を変更する方法から紹介していこう。初期設定における図表番号の文字は、標準の文字を「太字」にした書式になっている。
このままでも特に問題はないが、状況によっては「図表番号の存在感が強すぎる」と感じる人もいるだろう。このような場合は「図表番号」のスタイルを変更することにより書式をカスタマイズしてあげればよい。
「ホーム」タブの「スタイル」グループにある「小さい四角形」をクリックし、スタイルの一覧を表示する。続いて、「図表番号」のスタイルを右クリックし、「変更」を選択する。
「図表番号」スタイルの書式を指定する画面が表示されるので、ここでフォントや文字サイズなどの書式を変更する。今回の例では、フォントを「游ゴシック Medium」、文字サイズを「9.5pt」、太字を「なし」に書式変更した。
「OK」ボタンをクリックすると書式変更が確定され、「図表番号」の書式が一括変更される。
このように、スタイルを変更することで「図表番号の書式」を自由にカスタマイズできるようになっている。文書のデザインにあわせて書式を調整しておくとよいだろう。
なお、スタイルの一覧に「図表番号」が表示されていなかった場合は、以下のように操作すると「図表番号」のスタイルを表示できる。
- スタイルの一覧を開き、「スタイルの管理」ボタンをクリックする。
- 「スタイルの管理」が表示されるので、「推奨」タブを選択する。
- 「36 図表番号」を選択する。
- 「表示」ボタンをクリックして、常に表示する設定に変更する。
- 「OK」ボタンをクリックする。
画像と図表番号の間隔調整
続いては、「画像」と「図表番号」の間隔を調整する方法を紹介していこう。文書に挿入した画像は、行間(グリッド線)の中央に配置されるように初期設定されている。このため、画像のサイズ(高さ)に応じて上下の間隔は変化することになる。状況によっては、「画像と図表番号の間隔が広すぎる……」と感じることもあるだろう。
こういった間隔の変化を解消するには、行間(グリッド線)を無視して画像を配置するように設定を変更する必要がある。画像をクリックして選択し、「段落」グループにある「小さい四角形」をクリックする。
「段落」ダイアログが表示されるので、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」をオフにして「OK」ボタンをクリックする。
すると、上下に間隔を空けずに画像を配置できるようになる。ただし、このままでは「画像」と「本文」との間隔がなくなってしまう。この間隔は「段落前」の書式で調整する。もういちど「小さい四角形」をクリックして「段落」ダイアログを呼び出す。
今回の例では「段落前」を0.5行に変更することにより、「本文」と「画像」の間隔を確保した。
このように設定を変更すると、上の間隔「0.5行」、下の間隔「なし」で画像を配置することが可能となる。
もちろん、同様の設定変更は「すべての画像」を対象に行っていく必要がある。とはいえ、これを手作業で進めていくのは少し面倒だ。そこで、スタイルを作成して設定変更の手間を簡略化する方法を紹介しておこう。
先ほど設定を変更した段落(画像が配置されている段落)を選択し、スタイルギャラリーから「スタイルの作成」を選択する。
スタイルの作成画面が表示されるので、適当な名前を付けて「OK」ボタンをクリックする。今回の例では、「画像を配置する段落」という名前でスタイルを作成した。
あとは、画像を配置した段落にスタイルを適用していくだけ。具体的には、画像をクリックして選択し、先ほど作成したスタイルをクリックすればよい。
Wordは、文書に挿入した画像を「行内」のレイアウトで配置するように初期設定されている。この場合、画像を「巨大な文字」とみなすことができる。つまり、段落内に巨大な文字が1文字だけ配置されている、と考える訳だ。文字であれば、スタイルにより段落の書式を一括指定することもできる。
このように「画像を配置する段落」の書式もスタイルで指定するように工夫すると、画像を配置した文書を効率よく作成できるようになる。色々な場面に応用できるテクニックなので、ぜひ覚えておくとよいだろう。
画像を横並びで配置するには?
最後に、前回の記事でも少し触れていた「画像を横並びで配置する場合」の対処法を紹介しておこう。
上図のように配置した画像に「図表番号」を追加すると、自動的に改行が挿入され、縦並びの配置に強制変更されてしまう。
これを横並びに戻したいときは、「部分的な2段組み」を活用するとよい。間隔調整用に入力していたふたつの全角スペースを削除し、2組の「画像」と「図表番号」を選択する。
この状態で「段組み」→「2段」を指定すると、選択していた範囲だけを「2段組み」にできる。なお、この操作については連載第36回で詳しく解説しているので、仕組みをよく理解できていない場合は先に一読しておいてほしい。
結果は以下の図のとおり。疑似的ではあるが、画像を横に並べた配置に戻すことが可能となる。
画像と画像の間隔が広すぎる場合は、「段組み」の設定変更により微調整することも可能だ。「2段組み」にした範囲内にカーソルを移動し、「段組み」→「段組みの詳細設定」を選択する。
「段組み」ダイアログが表示されるので、「間隔」を0に変更して「OK」ボタンをクリックする。すると、1段目と2段目の間隔が0になり、そのぶん画像同士の間隔も狭くなる。
あとは、各画像の「高さ」が同じになるようにサイズを調整するだけ。ドラッグ操作でサイズを調整するのが難しい場合は、「図の形式」タブにある「図形の高さ」に数値を入力してサイズを調整すればよい。これでふたつの画像の高さを同じサイズに揃えられる。
このように「部分的な2段組み」を活用することにより、横並びの画像に「図表番号」を対応させる方法もある。少し強引な手法ではあるが、便利に活用できるテクニックなので、あわせて覚えておくと役に立つだろう。





















