宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月26日、H3ロケット7号機の打ち上げを実施した。定刻の9時00分15秒に上昇を開始した同機は順調に飛行を続け、打ち上げの約14分後、搭載した新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)を分離、軌道に投入した。詳しい結果については、12時頃より開催される予定の記者会見で公表される見込み。

  • 打ち上げられたH3ロケット7号機の勇姿。1週間以上も種子島で粘った甲斐があるというもの

    打ち上げられたH3ロケット7号機の勇姿。1週間以上も種子島で粘った甲斐があるというもの

これまで打ち上げられた5機のH3ロケットは、すべて固体ロケットブースター(SRB-3)が2本の22形態だった。7号機は初めて、それが4本に増えた24形態の打ち上げになっており、H3ロケットにとっては、大きなマイルストーンの1つであると言える。

この日の種子島宇宙センターは、雲がやや多めだったものの、打ち上げ時刻にはちょうど晴れ間が広がり、ブースターを分離するあたりまでカメラで追尾することができた。ブースターが4本に増えていたことで、打ち上げ時の轟音はとにかく大迫力。22形態と比べると、明らかに違いを感じることができた。

打ち上げ動画(ワイド)

打ち上げ動画(ズーム)

  • 射点で打ち上げを待つロケット

    射点で打ち上げを待つロケット

  • まずメインエンジンが始動

    まずメインエンジンが始動

  • ブースター点火でゆっくり上昇を開始

    ブースター点火でゆっくり上昇を開始

  • ブースター4本が燃焼する迫力!

    ブースター4本が燃焼する迫力!

  • このあたりで雲に入ったがすぐに抜けた

    このあたりで雲に入ったがすぐに抜けた

  • グングン加速していくロケット

    グングン加速していくロケット

  • 青空を切り裂く白煙が綺麗だった

    青空を切り裂く白煙が綺麗だった

  • ブースターを分離したところ

    ブースターを分離したところ

  • ブースターを分離すると見えなくなってしまった

    ブースターを分離すると見えなくなってしまった

  • 打ち上げてカラになった移動発射台(ML5)

    打ち上げてカラになった移動発射台(ML5)

  • HTV-X1分離のアナウンスを聞いて喜ぶ関係者

    HTV-X1分離のアナウンスを聞いて喜ぶ関係者