Microsoftはこのほど、「What's New in Excel (March 2026)」において、2026年3月にリリースしたExcelの新機能についてアナウンスした。

以下、その詳細を紹介しよう。

Excelは何が変わった?2026年3月アップデートの全体像

今回のアップデートでは、AI機能「Copilot」の強化が中心となっており、従来の操作方法を大きく変える可能性がある。

特に注目されるのが、AIがセルの内容を直接編集できる「Edit with Copilot」など、作業そのものに介入する機能の拡充だ。これにより、Excelは単なる表計算ソフトから、作業を支援・代行するツールへと進化しつつある。

「Edit with Copilot」で何ができる?セル編集はどう変わる?

今回の新機能の中でも特徴的なのが、Work IQコンテキストを活用した編集機能「Edit with Copilot」だ。

Work IQは、メール、会議、チャット、ファイルなどから最も関連性の高いコンテキストを自動で取り込み、直接修正・提案する機能で、従来のようにユーザーが手動で書き換える必要がなくなる。

これにより、Copilotはユーザー、その業務、および関係性に関する最新のコンテキストを反映した、より正確な複数のステップを実行できる。

例えば、「数式の誤りを修正する」「データの表記ゆれを整える」「内容をよりわかりやすく書き換える」といった作業を、AIがその場で実行する。

「この数式を直して」と指示するだけで修正するといった使い方が可能になり、作業効率の向上が期待される。

  • 「Edit with Copilot」により、Copilotが複数ステップを実行してくれる 出典:Microsoft

    「Edit with Copilot」により、Copilotが複数ステップを実行してくれる 出典:Microsoft

ExcelはAIエージェントに進化するのか?

今回のアップデートでは、「Edit with Copilot」などにより、AIが個別の作業を直接実行するようになってきた。

これは、Microsoftが推進している「Copilotのエージェント化」の流れとも一致する動きだ。現時点では、完全に自律的にタスクを処理する段階には至っていないものの、

複数の操作をまとめて実行する“エージェント的な使い方”が可能になりつつあると言える。

その他の改善点にはどんなものがある?

今回のアップデートでは、「Copilot」関連以外にも、複数の改善が行われている。具体的には以下がある。

  • Copilotによる編集機能がすべての標準Copilot言語をサポート
  • Claude Opus 4.6をサポート
  • Office Scripts UIの刷新

これらは大きな変化ではないものの、日常的な使い勝手の向上につながるアップデートといえる。