Neowinは4月3日(現地時間)、「Browser Choice Alliance slams Microsoft for latest shady Edge tactic」において、MicrosoftがWindows 11で自社のWebブラウザ「Microsoft Edge」をデフォルトブラウザとして設定させるための新たな手法をテストしており、独立系ブラウザ企業で構成される有志連合が同社を非難していると報じた。
Windows起動時にEdgeが自動起動するのは本当か?
現在、Microsoft Edgeの最新ベータ版リリース(バージョン147.0.3912.37)では、ブラウザの上部に「EdgeはWindowsにサインインすると自動的に起動するようになったので、閲覧する時にすぐ利用できます。[設定]でいつでもこれを変更できます。」というバナーメッセージが表示される。
Windows 11では起動時にEdgeをデフォルトでプリロードしているが、今回の変更により、設定でオプトアウトしない限りPCを起動するたびにEdgeが起動するようになると見られる。
Edgeの自動起動はどこで無効化できるのか?
Edgeの設定で「スタート/ホーム/新規タブ ページ」セクションを確認すると、最下部に「Windows にサインインするときに Edge を自動的に開く」という設定が追加されている。
この設定はデフォルトでは有効化されているので、もしもGoogle ChromeやFirefoxなどのサードパーティのブラウザをメインで使っている場合には、手動で無効化しておかなければ、Edge用のリソースを無駄に消費することになる。
MicrosoftのEdge誘導策は何が問題なのか?
Microsoftによるこうした強引な誘導策は、今回が初めてではない。同社はこれまでも、Edge以外をデフォルトブラウザにしているユーザーに対して設定アプリで「Edgeに切り替えることで、より安全で高速なブラウジングが可能になる」というバナーを表示したり、Edgeのダウンロードページで競合ブラウザーを批判するメッセージを表示したりするなど、多岐にわたる手法を展開してきた。
今回の手法はOSのデフォルトの挙動を変更するものであり、より大きな波紋を広げている。
なぜGoogleやOperaはMicrosoftを批判しているのか?
これに対し、Google、Opera、Vivaldiなどの主要なブラウザーベンダーが参加するBrowser Choice Allianceは、Microsoftの行為を「不必要な摩擦」を生み出す行為だとして激しく非難している。
同団体は、Microsoftが自社OSの支配力を利用して、ユーザーの選択権を奪い、公正な市場競争を阻害していると主張。こうした行為が続けば、ユーザーは最適なツールを選ぶ自由を失い、最終的にはインターネットの多様性が損なわれると警告した。
Microsoftはユーザー体験の向上を名目に掲げているが、これまでの同社の姿勢から考えれば、Edgeを優遇して他のブラウザを排除したいという思惑は明らかだ。現在のところ、この機能はEdgeのベータ版で試験運用されているだけで、一般ユーザーには提供されていない。Neowinでは、このような手法に対抗するために、ユーザーが明確に不満を示すことの重要性を訴えている。

