Microsoftは3月13日(現地時間)、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26300.8068 (Dev Channel)|Windows Insider Blog」において、Windows 11のインストール時にユーザーフォルダー名の指定をサポートしたと発表した。
同様の発表は昨年10月にも行われているが、これはコマンドによるフォルダー名の変更をサポートするもので、変更を希望するユーザーはセットアップ時に手動によるコマンド入力を必要とした。そのため一般ユーザー向けの機能とは言えず、パワーユーザー向けの実験的な機能にとどまる状態だった。
今回はこの機能をセットアップインタフェースに統合し、幅広いユーザーからの利用に対応した。セットアップ時にのみ利用できる点は変わりないが、コマンド操作に不慣れなユーザーも簡単にユーザーフォルダー名を変更できるようになる。
インストール時のユーザーフォルダー名変更はなぜ難しかったのか
Windows 11のユーザーフォルダー名は、アカウントのメールアドレスまたはユーザー名(ローカルアカウント)から自動生成する仕組みを採用している。一般的に自分の名前やニックネームをメールアドレスに使用することはないため、メールアドレスからフォルダー名を決定されると、誰のものか分かりづらいフォルダー名が生成されることになる。
後からユーザーフォルダー名を変更できればそれでも問題はないが、この作業はアカウント操作を伴うもので難易度が高く、ユーザーの不満につながっていた。そこでMicrosoftは昨年より対策の導入を開始し、今回のセットアップインタフェースの統合へと至った。
設定画面に統合、クリック操作で指定可能に
Microsoftの解説によると、機能の統合先はデバイス名の設定ページとのこと。ページ中央の「Show user folder name」をクリックすることで入力欄を表示することが可能とされる。
フォルダー名の命名規則に変更はなく、「ファイル、パス、名前空間の名前付け - Win32 apps | Microsoft Learn」に従う必要がある。条件を満たす希望のフォルダー名を入力し、セットアップを完了すると、入力したユーザーフォルダーの作成を確認できるはずだ。
なお、ユーザーフォルダー名を指定せずにセットアップを完了すると、これまで通りメールアドレスまたはユーザー名からフォルダー名が自動生成される。この機能はセットアップ時にのみ利用できるため、既存ユーザーは利用できない。この場合は従来通りアカウント操作を伴う面倒な作業が必要になる。
Devチャネルで提供開始、正式リリースへ
同機能はWindows Insider ProgramのDevチャネル向けにリリースされたWindows 11 Insider Preview Build 26300.8068(KB5079464)に導入された。現在Microsoftはフィードバックの提供を受け付けており、問題がなければ近い将来、正式機能としてリリースされる見込みだ。


