TISインテックグループのTISは3月6日、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やプロジェクト推進をサポートする「プロジェクトマネジメントプラットフォーム」において、従来のプロジェクトマネジメント人材による支援に加え、PMO(Project Management Office)管制センターによるサポートを連携させた新たなPMOモデルの提供を開始することを発表した。
中央管制型PMOモデルはAIを活用したプロジェクトマネジメントのモデルであり、PMO管制センターとプロジェクトマネジメントコンサルタントで構成される。プロジェクトのコントロールはPMO管制センターが担い、プロジェクトマネジメントコンサルタントが現場での推進を担当する。
多様なプロジェクトに共通する機能をセンターに集約化し、さらにAIを活用することで、プロジェクトマネジメントの生産性と品質の均一化や向上を実現する。また、従来はコンサルタントが支援していた業務の一部をPMO管制センターから提供するため、最低提供価格を抑えるとのことだ。
PMO管制センター機能の第一弾として、TISのプロジェクトマネジメントで蓄積したナレッジと生成AI分析を組み合わせた、プロジェクトリスクの予測および対策案の提供を開始。ユーザー企業は、プロジェクト管理資料を連携することで、第三者視点によるプロジェクトリスク評価レポートと、専門家による具体的な対策提言を受け取れる。
IT組織高度化を支える「中央管制型PMOモデル」概要
企業におけるIT機能の役割は「業務を支える裏方」から「事業価値を直接つくる中核機能」へと変化している。TISは「中央管制型PMOモデル」を現場プロジェクトに適用することで、プロジェクトマネジメントに高度化・効率化をもたらすとともに、IT中期計画策定・DX企画支援、アジャイル型プロジェクト推進人材の育成支援、教育プログラムなど、コンサルティング人材による「IT組織の高度化」を視野にいれたサービスを提供する。
サービス提供の背景
企業のDX推進やシステム刷新が加速し、プロジェクトの大規模化と複雑化が進む一方、導入成果を短期で求める小規模プロジェクトも増加傾向にある。複数のプロジェクトが並走する場合、プロジェクトマネージャー人材の不足や業務の集中により、プロジェクトの進捗や品質、リスクの適切な評価が難しくなっている。
また、プロジェクト予算が限られる中、プロジェクトマネジメント専任メンバーの外部調達に制約があるケースも多く、結果としてリスク検知や対策が遅れるなどの課題が顕在化している。
TISは従来のプロジェクトマネジメント人材による支援に加え、新たにPMO管制センターによるサポートを連携させ、中央管制型モデルでの支援を開始する。PMO管制センターは、これまでのプロジェクト支援を通じて蓄積したナレッジを生成AIによるリスク分析モデルと組み合わせることで、プロジェクトリスクをより早期に検知し、是正するための第三者評価を提供する。
中央管制型PMOモデルのメリット
PMO管制センターがプロジェクトの進捗や品質状況を定期的に集約・分析する。プロジェクトリスク評価レポートの提供と、現場支援と連携した是正アクションを提案。客観的な判断基準により見落としがちなリスクを検知し、予期せぬコスト増加(オーバーコスト)を未然に抑制する。
また、TISが蓄積してきたプロジェクトマネジメントのナレッジを生成AIに組み合わせることで、プロジェクトの進捗状況や成果物の品質をもとにしたリスクを分析・評価・予測を短期間で提供可能とした。その結果、自社内で不足しているプロジェクトマネジメントの知見・経験を補完し、他プロジェクトにも応用可能な実践力の向上を支援する。
プロジェクトマネジメント機能とノウハウをPMO管制センターに集約化することで、マネジメントの生産性と品質の均一化や向上を実現する。従来はコンサルタントが支援していた業務の一部をPMO管制センターから提供できるようになり、プロジェクト実行支援の最低提供価格を従来よりも抑えている。
