パソコンの利用環境はこの数年で大きな変化を遂げています。リモートワークやワーケーション、社内であっても自席のフリーアドレス化など、働く場所が自由になりました。
また、Windows 10のサポート終了やAIを活用したサービス、ソフトウェアの利用といった使い方の変化もあり、もしパソコンを買い替えるのであれば、今だけでなく、これからも十二分に使えるパソコンを選びたいと考えるはずです。
こうしたイマドキ、そしてこれからを見据えたパソコンの選択肢として、今回はデルテクノロジーズの「Dell Pro 14 Plus」を紹介します。
どんな場所にも持って出られるサイズ感や長時間稼働のバッテリー、AIにも対応する高性能なCPUなど、今選びたい要素が詰め込まれた一台です。
Dell Pro 14 Plusの仕様や外観をチェック
まずは今回レビューする、Dell Pro 14 Plusの仕様から確認していきます。搭載されているCPUはIntel製の「Intel Core Ultra 7 266V」です。Core Ultra シリーズ2に属するCPUで、型番の末尾が「V」になっている、省電力性能にも優れながら、AI性能は同シリーズの中ではトップクラスのCPUです。
メインメモリは16GB、ストレージは高速なSSDを搭載し、容量は512GBです。Microsoftが認定するAI PC「Copilot+ PC」のCPU、メモリ容量、ストレージ容量の要件を満たしており、Windows 11向けにMicrosoftが提供する多くのAI機能を利用可能な仕様です。
ディスプレイは14インチ、解像度は1920×1200ピクセルで、ディスプレイ表面は映り込みの少ないアンチグレア仕上げです。
オフィスの照明や外出先で利用した際の日光などの映り込みが気にならず、作業に集中しやすい見やすいディスプレイを搭載しています。
キーボードはバックライトも搭載しており、変則的なキー配列もなく、キーストロークはノートPCとしては深めなので打鍵感も良好です。
右上のボタンが電源ボタンと指紋認証ボタンを兼ね、指紋認証はWindows Helloにも対応しているので、パスワード入力の省略といったセキュアな使い方にも対応しています。
トラックパッド(タッチパッド)は左右のクリックボタンも一体化された大判サイズです。2本指の操作でスクロールや、ピンチイン・アウトでの拡大縮小といったジェスチャー操作にも対応しています。
Webカメラはディスプレイ上部に搭載。こちらも使わないときはカメラをカバーできるシャッター機能があり、さらにWindows Hello対応の顔認証もサポートしています。
外部接続端子は本体左側にHDMI出力ポート、USB 3.2 Gen 1に対応するUSB Type-Aポート、Thunderbolt 4にも対応するUSB Type-Cポートが2つ、スマートカードリーダースロットがあります。
本体右側にはセキュリティロックの取り付け口、USB 3.2 Gen 1に対応し、PCのスタンバイ時でも接続した機器に給電が行えるPowerShare機能にも対応したUSB Type-Aポート、3.5mmのヘッドホン・マイク端子、さらにnano SIMカードスロットを備えています。
左側のスマートカードリーダー、右側のnano SIMカードスロットはそれぞれオプションで、購入時の構成によってはそもそもスロットがなかったり、あっても機能として利用できなかったりします。
逆をいえば14インチのモバイルノートPCとして、購入時に欲張ればかなり多くの機能を盛り込むことも可能なので、働き方や使い方に合わせて柔軟な構成を選べるのは、Dell Pro 14 Plusの強みといえます。
ボディは天板やシャシーはアルミニウムを採用し、質感は非常に高く、また剛性にも優れています。推奨はされませんが、パームレストの片側を持って持ち上げてもボディが軋むようなこともなく、多少扱いがラフであっても壊れる心配はなさそうです。
付属のACアダプタは端子形状がUSB Type-Cで、最大出力は65Wです。持ち運ぶには少々大きいため、例えばこれをオフィスに置きっぱなしにし、他の小型のACアダプタとケーブルを持ち運ぶなどすると、より便利にDell Pro 14 Plusを利用できそうです。
デスクトップ並みの高性能、バッテリーも1日中使えるスタミナ
続いて、Dell Pro 14 Plusの実際の性能をチェックしていきます。
まずはPCの一般的な操作をテストする「PCMark10」を実行しました。テスト内容はWebブラウジングやオフィスソフトでの文書作成や表計算、ちょっとした画像編集やビデオ会議などです。
テスト結果は「7562」で、これは一般的なデスクトップPCにも匹敵する結果です。さすがにゲーミングPCのような別途ビデオカードが載ったPCと比べるとスコアは低いものの、Dell Pro 14 Plusが14インチサイズのノートPCであることを考えると、驚異的な性能といっていいでしょう。
続いて搭載されているCPU「Intel Core Ultra 7 266V」の性能を確認するため、Webブラウザでのレンダリング速度で明らかにする「speedometer 3.1」を実行しました。こちらの結果は「35.2」と、現行世代のデスクトップ向けCPUと変わらない結果になりました。
これだけ高性能であれば、日常使いで「ノートPCだから遅い」と感じることもないでしょう。例えば数千行・列にデータの入ったExcelを開いたり、PDFの資料を開きながらわからない部分を調べたり、同時並行してWordやPowerPointで資料を作ったりといったマルチタスクでも、動作に引っかかりを感じることはありません。
ただ、ノートPCである以上、さまざまな働き方としてオフィス外でも利用するとなると、気になるのはバッテリー稼働時間です。
先に一般的なPC操作のパフォーマンスをチェックした「PCMark10」には、同じ内容でバッテリー稼働時間を計測するテストも用意されていますので、そちらを実施し、普段のPC利用でどのくらいバッテリーで稼働できるかのテストを行いました。
その結果はなんと「14時間10分」と、半日以上バッテリーが持つことが明らかになりました。 もちろん使い方や画面の明るさ、周辺機器への接続などで実使用時間はもう少し短くなる可能性もありますが、外回りの営業で1日中外にいるような人でも、途中充電を心配しないでいいほどのスタミナが、Dell Pro 14 Plusにはあります。
便利なメーカー製ユーティリティ、MS謹製のAI機能にも期待
ハードウェアとして、Dell Pro 14 Plusは高性能で、拡張性の高さや筐体の質感の高さも相まって、非常に満足度の高い一台といえます。
その上で、より使い倒すのであれば覚えておきたいのが「メーカー独自のソフトウェア」の存在です。
「Dell Optimizer」では、主にバッテリーと冷却ファンの動作の設定を変更できます。温度管理は通常「最適化」を選択しておけばよいのですが、パフォーマンスを重視したい場面やファンの動作音をとにかく静かにしたい場面では、設定からそれぞれ変更することができます。
またバッテリーも、USB Power Deliveryによる急速充電にも対応していますが、バッテリーの使用状況に応じて充電速度をコントロールすることで、バッテリー寿命を延ばす「ダイナミック充電」を利用することもできます。
また「Dell SupportAssist」ではデバイスドライバーやBIOS(UEFI)といった、Dell Pro 14 Plusをより快適に動作させるために必要なソフトウェアを、一括でアップデートすることが可能です。
Windows Updateだけでなく、定期的にこちらからもソフトウェア更新を行うことで、Dell Pro 14 Plusのパフォーマンスをより高め、快適に利用できるようにできます。
最後に、Windows 11自体のAI機能ですが、Dell Pro 14 Plusは仕様のところでも書いたようにMicrosoftのAI PCの基準である「Copilot+ PC」を名乗れるシステム要件を満たしています。
例えばペイントでは、適当なイメージからイラストを生成したり、背景をくりぬいた画像を容易に生成したりできるなど、外部のソフトウェアを利用せずとも「AIでやれたら便利そうな機能」を利用できます。
今後もWindowsの標準機能としてさまざまなAI機能が組み込まれていく予定がありますので、これも使いながら、見慣れないメニューを見つけたら積極的に使っていくことで作業の簡略化が図れるかもしれません。
高性能なPCの進化を、いつでもどこでも使える、それがDell Pro 14 Plus
冒頭にも書いたように、パソコンは自由な働き方やAIの普及に伴い、従来とは違った使い方が求められていきます。
Dell Pro 14 Plusはそうした「変化」に耐えうる高性能、汎用性を備え、きっと日々の仕事を快適にしてくれます。
モビリティもAIも、もちろん今までの仕事でのパフォーマンスも、全方位に優等生に仕上がっていますので、次のPC選びに悩んだ際には、まず最初に検討してほしい一台です。


















