Synspectiveは2月13日、同社の欧州子会社として独・ミュンヘンを拠点とする「Synspective Europe」を2026年上半期に設立することを明らかにした。
小型SAR(合成開口レーダ)衛星の開発・運用をはじめ、SARデータの販売やデータを活用したソリューションの提供を行うSynspective は、2024年12月に東京証券取引所グロース市場へと上場。その後も事業拡大を続け、現在もグローバル規模での成長に向けた取り組みを進めているとする。
その中で重要なマイルストーンとなるのが、今回の欧州拠点設立。新拠点が位置する独・ミュンヘンは、航空宇宙産業や衛星技術の世界的拠点としても知られ、同地域へと拠点を拡大することで、欧州をはじめ中東やアフリカ(EMEA)地域の顧客へのSAR衛星画像・解析ソリューションの迅速な提供を実現し、市場拡大および収益成長へとつながるという。
また同社によれば、宇宙技術への投資が活発な欧州に拠点を置くことで、欧州の公的研究機関や地域独自のプログラムへの参画など、パートナーシップの推進も期待されるとのこと。さらに、管理・財務プロセスの現地化によるオペレーション効率化や、ブローバるプレーヤーとしてのブランド信頼性向上など、さまざまな効果が目的だとしている。
なお欧州新会社には、25年以上にわたって民生・防衛の両分野から宇宙産業における事業成長とポートフォリオ多様化を牽引した経験を有し、現在はSynspectiveの欧州・アフリカ・中東地域統括責任者(Senior Director)として同地域の戦略的拡大を指揮するIain MacInnesが代表として就任。同氏は「現地拠点の設立により、EMEA全域の顧客へのサポートをさらに強化し、宇宙技術を通じて地域のレジリエンス(防災・減災力)向上に貢献していく」とコメントを残している。
