三菱電機は2月12日、インド工科大学ハイデラバード校(IITH)との間で、科学技術分野における3年間の産学連携に関する基本協定(MOU)を締結したことを発表した。

  • MOU締結の様子

    IITHのBudaraju Srinivasa Murty学長(左)と三菱電機 上席執行役員 研究開発本部長の岡徹氏(右)(出所:三菱電機)

社会課題が多様化・複雑化する昨今、三菱電機は将来の社会環境変動を見据えた“フォアサイトテクノロジー”の研究開発に注力し、社会課題の根本的解決に寄与する新たな価値の創造に取り組んでいるという。またその中では、国内外のパートナーとの共創も積極的に行い、研究成果の早期社会実装および持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続的に強化しているとする。

そんな同社は今般、インド政府の高等教育強化政策の一環で2008年に設立された工科大学群のIITHとの間で、科学技術分野における産学連携に向けてMOUを締結。同校は産学連携やアントレプレナーシップ教育にも注力しているといい、科学・工学・エネルギーなど多岐にわたる分野で高い評価を受けているという。また日本の大学や企業との人材交流も活発に行われてきたとのことで、三菱電機としてもこれまで、インターンシップ生の受け入れや、IITH内のスマートモビリティ研究機関「TiHAN」との自立移動に関する共同研究契約締結など、さまざまな連携活動に取り組んでいた。

なお今回締結されたMOUは、2026年3月から2029年2月までの3年間を期間としたもので、共同研究や論文の共著をはじめ、人材交流を通じた講演・ワークショップ・ハッカソンの開催や継続的なインターンシップの受け入れ、そしてグローバル研究開発人材育成に向けたプログラムの実施が予定されている。

両者は今回の協定に基づいて、AI・量子・セキュリティなどのコンピュータサイエンス分野を筆頭とする幅広い科学技術療育における共同研究や人材交流を推進するとのこと。そして産学連携を一層強化することで、グローバルな社会課題の解決に向けた技術開発と研究成果の社会実装を加速し、持続可能な社会の実現と次世代のグローバル研究人材育成に貢献するとしている。