Windows Latestは1月29日(現地時間)、「Microsoft confirms Windows 11 KB5074109 January update BSOD, boot issues on some PCs (commerical)」において、一部のWindows 11 PCが起動しなくなる不具合は、1月の月例更新プログラム「KB5074109」に原因の一端があると報じた。
不具合の発表当時、MicrosoftはWindows Updateによる影響か調査すると述べ、他の要因の可能性も示唆していた。今回、同社はKB5074109のインストール後に、一部のコンピューターが起動に失敗することを確認したと明らかにしたという。
12月のアップデート失敗が遠因
この不具合は、Windows 11バージョン25H2および24H2を実行するコンピュータに影響する。KB5074109をインストールすると起動時に停止コード「UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME」が発生し、ブラックスクリーン(BSoD: Black Screen of Death)を表示して起動に失敗する可能性がある。
Microsoftの報告によると、2025年12月の月例更新プログラムのインストールに失敗し、ロールバックした環境で不具合が発生する可能性があるという。ロールバックしたシステムは「不適切な状態」に陥るが、起動可能な状態が保たれるとのこと。
「不適切な状態」についての詳細は明らかにされていないが、サービスメタデータ、ブート構成、ディスクやドライバーの状態のいずれか、または組み合わせで不整合が生じたと推測されている。
そして「不適切な状態」のPCにKB5074109をインストールすることで状態が悪化し、システムボリューム(通常はCドライブ)のマウント(ソフトウェア上の接続処理)に失敗するようになったとされる。この状態に陥ると手動による回復手順が必要になり、回復するまで起動を完了できないと報告されている。
部分的な修正作業中、根本原因については調査を続行する
Microsoftは不具合が一般消費者に影響しないよう措置を講じたとされ、商用PC(組織に管理されたPC)以外に不具合が波及することはないとみられている。
すでに影響を受けたPCはWindows回復環境(WinRE)を使用した手動による回復作業が必要。今後発表される修正プログラムによる自動的な回復は期待できない。
Microsoftは現在、KB5074109のインストール後も起動できるように、部分的な修正に取り組んでいるとされる。しかしながら、この修正後も「不適切な状態」に陥ることを防止することはできないとのこと。不適切な状態に陥る理由については、引き続き調査を進めるとしている。
