ミスミグループ本社(ミスミ)は1月29日、生成AIの世界的な普及に伴って拡大するデータセンター市場向け製造装置で要求される“自動ステージ”の増産を決定したことを発表した。

中国・ベトナム工場への増産投資額は約20億円に

急速に普及が進む生成AIは、大量のデータ分析を経て付加価値の高い情報を生み出すため、そのデータ処理を担うデータセンターへの需要がグローバル規模で急拡大している。それに伴って、データセンター市場のうち半分程度を占めるネットワークインフラ関連機器・サービスについても、その規模が拡大。このうち光トランシーバーについては、AI登場以前に比べ計算結果を高速でやりとりするための通信料が膨大になっていることから、サーバー1台あたりの搭載数が飛躍的に増加している。

こうした背景から需要が高まる光トランシーバーだが、その製造装置には自動ステージが組み込まれているといい、その注文数も増加の一途をたどっているとのこと。そこでミスミでは、今後も拡大が見込まれるデータセンター市場においても顧客の注文に確実短納期で対応するため、さらなる供給体制の強化を目的に、増産に向けた設備投資の実行を決定したとする。

なお具体的には、自動ステージを製造する同社の中国・ベトナム拠点に対して、合計約20億円もの増産投資を実施するといい、供給能力は倍増となる見込み。ミスミは今後、ものづくり産業のAI特需にも対応し、グローバルでの時間価値提供、および生産性向上に貢献するとしている。