Windows Centralは1月22日(米国時間)、「How to make your Windows 11 PC last longer|Windows Central」において、Windows 11 PCを長持ちさせる方法を伝えた。
Windows 11は2021年のリリース以降、バージョン21H2から現在のバージョン25H2まで数回にわたりアップグレードを重ねてきた。その多くで新機能などが追加され、システムは肥大化を続けている。
一方でWindowsを動作させるコンピュータに目を向けると、CPUは性能向上よりも効率面、省電力化、AI対応などに重点を置き、メモリーは当時の規格のままで進化がみられない。さらにAIデータセンターの建設ラッシュの影響で、パーツの価格高騰という問題が浮上している。
Windowsの快適利用を求めてコンピュータの買い替えを検討しても同クラスの製品では目覚ましい性能向上を期待できず、さらに価格高騰の影響で少しの性能向上を目指すだけで高額な出費の可能性がある。
そこで、Windows CentralはWindowsを取り巻くこれら過酷な状況を改善する一案として、Windows 11の快適化とPCの長寿命化を実現する手法を紹介している。
Windows 11のメンテナンスで快適&長寿命化
Windows CentralはWindows 11を安定した状態に保つことでコンピューター本来の性能を引き出せると主張し、具体的なメンテナンス手順を解説した。ここではその一覧をリストアップし、概要を説明する。
- 設定アプリでスタートアップアプリを調整する。負荷の過大なアプリや使用頻度の低いアプリは「無効」がおすすめ
- 最新の更新プログラムをインストールする。更新プログラムはシステムの破損を修正する可能性がある
- メモリ消費量が常に大きい場合は、影響の大きいアプリのスタートアップ起動を無効にする
- 使用していないアプリはアンインストールする
- 信頼できるセキュリティソリューションを活用して、完全なウイルススキャンを実施する
- システムストレージ(Cドライブ)の空き容量が少ない場合は、設定アプリの「システム」→「ストレージ」→「クリーンアップ対象候補」を活用して空き容量を増やす。未使用のアプリは、このツールで確認できる
- ストレージがソリッドステートドライブ(SSD: Solid State Drive)の場合は、TRIMを有効にする
- ストレージのファームウェア情報を確認する。重要なアップデートが存在する場合は、ストレージのバックアップを作成してからアップデートを行う
- コンピュータの温度を確認する。とくにストレージの温度は速度に影響する。高温の場合はエアフローを改善する
- ストレージのSMART情報を確認する。警告や障害が確認できる場合は交換を検討する
- モバイルデバイスの場合は、バッテリーを満充電にしない設定にする。これによりバッテリーの長寿命化が期待される。デバイスごとに設定が異なるため、ベンダーが公開している情報を確認する
- 同様にバッテリーを完全に消費しないように注意する。20%から30%程度まで消費したところで充電するように心がける
- 設定アプリの「Windows Update」→「詳細オプション」→「追加オプション」セクションの「オプションの更新プログラム」を確認する。デバイスドライバーの更新がある場合はアップデートする
- サードパーティ製セキュリティソリューションの動作が遅い場合は、Windows Defenderの利用を検討する
- 同様にサードパーティ製ファイアウォールの動作が遅い場合は、Windows Defenderの利用を検討する
項目は多岐にわたるが、いずれの作業もそれほど難しくはない。また、これら作業を行うことで、パーツの寿命延長という波及効果も期待できる。
Windows 11の動作が以前よりも重くなったと感じたユーザーに、このメンテナンス手順は助けになる。家計や環境への影響を低減するために、幅広いユーザーの取り組みが望まれている。
