FRONTEOは1月26日、企業の法務・コンプライアンス担当者が企業の枠を超えて実践知や課題を共有し、リスクマネジメントの強化と高度化を図ることを目的としたコミュニティ「Risk Initiative Community(リスク・イニシアティブ・コミュニティ)」を設立したことを発表した。
設立の背景と課題
FRONTEOはこれまで、不正調査や訴訟対応、コンプライアンス体制の構築・強化といった企業におけるリスク管理に関わる中で、日本企業のリスクマネジメントを担う法務・コンプライアンス部門が構造的な課題を抱えていることを認識したという。
法務・コンプライアンス業務は高度な専門性を要する一方で、担当者個人の経験や判断に依存しやすく、業務の属人化が進みやすい領域とされる。また、専門性の高さから社内で相談できる相手は限られ、判断を客観的に検証できる機会も不足している。
その結果、担当者は経営と現場の双方から期待や要請を受けながら、個人の判断に依拠した極めて難度の高い意思決定に迫られている。さらに、法務・コンプライアンス部門はコスト部門として捉えられやすく、コンプライアンス遵守や法令対応の重要性が必ずしも経営陣から十分に評価されていないという課題も存在しているとのことだ。
「Risk Initiative Community」の目的と取り組み
FRONTEOが設立した「Risk Initiative Community」は、企業の枠を超えて法務・コンプライアンス担当者と専門家が実践知や課題意識を共有し、企業全体のリスクマネジメントの質的向上に寄与することを目的としている。
コミュニティでは、セミナーによる法務・コンプライアンス領域の最新動向と事例の共有、講師や会員を交えた少人数のクローズド勉強会での意見交換、法務・コンプライアンス領域の実務に直結するテーマに特化したディスカッションなどを実施し、リスクマネジメントに関する情報共有やリスキリングを促進する。
「Risk Initiative Community」の会員は会員制リーガル動画プラットフォーム「FRONTEO Legal Link Portal」の限定コンテンツを利用でき、知識やスキルの継続的な向上も見込めるとのことだ。