インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月14日、ネットワーク機器を遠隔で一元的に制御・管理できる「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」において、ヤマハ製ネットワーク機器への対応を開始したと発表した。

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自社製品、シスコ製品、Fortinet製品に続いての対応

IIJマルチプロダクトコントローラサービスは、ネットワーク機器の設定変更や状態監視、障害発生時の情報取得などを遠隔から一元的に行える管理サービス。複数メーカーの機器を横断して管理できる点を特徴としており、個別に管理ツールを使い分ける必要がなくなることで、運用の効率化や人的負担の軽減を図れるという。

同サービスはこれまで、IIJの「SEIL」および「SA-W」シリーズ、シスコシステムズ製品、Fortinet製品に対応していたが、今回の拡充により、国内法人ネットワーク市場で高いシェアを持つヤマハのルータ「RTX」シリーズおよびスイッチ「SWX」シリーズが新たに管理対象に加わった。ヤマハ製機器を含む環境でも、異なるメーカーのネットワーク機器を同一の管理画面で一括して制御・監視できるようになるとしている。

これにより、複数メーカーの機器が混在するネットワーク環境においても、機器ごとに異なる管理ツールを使い分ける必要がなくなり、設定作業や運用管理の効率化、障害対応の迅速化につながるとされる。ネットワーク管理者の作業負荷を軽減し、運用品質の向上に寄与するとしている。

同サービスの基盤には、ネットワーク機器を自動的に接続し一元管理する仕組み「SMF(Service adaptor Management Framework)」を採用している。機器のメーカーや機種が異なっても共通のインターフェースで管理できる点を特徴としており、ネットワーク構成の把握や運用状況の可視化を容易にするという。

今回の対応拡大の背景には、企業ネットワークの構成が年々複雑化していることがある。拠点数の増加やクラウドサービスの利用拡大、テレワークの定着などにより、ネットワーク機器の台数や種類が増え、複数メーカー製品を組み合わせて利用するケースが一般的になっている。一方で、メーカーごとに管理ツールや操作方法が異なることから、運用管理が煩雑化し、管理者の負担が大きくなることが課題とされてきた。IIJは、複数メーカーのネットワーク機器を一元的に管理できる仕組みによって、運用管理の効率化や作業負荷の軽減につながると説明している。今回のヤマハ製機器への対応により、国内で多く導入されているネットワーク機器を新たに管理対象に加えたという。

IIJは今後も、対応機器メーカーや機種の拡充を進めることで、より多様なネットワーク環境をカバーし、企業ネットワークの運用効率化と高度化を支援していく方針。