カナデビアが電子ボード工場の新設を決定
カナデビアは12月18日、半導体製造装置などに用いられる電子ボードやカーボンナノチューブ(CNT)を用いたフィルムヒーター「HiTaCa」などの製造拠点集約や増産体制構築を目的に、舞鶴工場における新工場棟の建設工事を開始したことを発表した。
舞鶴工場では、電子ボードおよびユニット製品を「電子機器センター」で、各種制御装置を「制御機器センター」で研究開発および生産を行ってきた。しかし、近年の半導体市場の拡大を受ける形で、電子機器センターを制御機器センターがある区画に移転・集約を決定しており、それに併せる形で新たに「電子ボード工場」の建設を決定したという。
電子ボードの生産能力は4.9万枚/年に増加
この新工場棟の稼働により、同社の電子ボード生産能力はこれまでの年産2.9万枚から、同4.9万枚に拡大する見込みである。
また、電子機器センターでは、リン酸鉄リチウムイオン電池を用いたバッテリーマネジメントユニットやHiTaCaフィルムヒーターなどの組み立て・装置化(ユニット化)も行われてきたが、再生可能エネルギーを活用する大型蓄電池製品や半導体製造装置関連へのCNTヒーター応用製品の需要の増加を受ける形で、これまでの第1および第2実験棟を「ユニット工場」として改築し、ユニット化専用工場として活用するともしている。
これらの総投資額は約8億5000万円で、電子ボード工場は延べ床面積1122.25m2、ユニット工場は第1実験棟が同576.69m2、第2実験棟が同569.15m2としており、稼働開始は電子ボード工場が2026年9月、ユニット工場が2026年4月をそれぞれ予定している。
