アークエッジ・スペースと総合繊維メーカーのセーレンは、超小型衛星の多数機製造に向けた連携強化で覚書を締結したと12月9日に発表。これまでを大きく上回る多数機製造体制の確立をめざし、コストメリットの追求や製造工程全体の短納期化といった新たな課題に取り組む。
アークエッジ・スペースは、超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューションを手がけており、これまでに6機の超小型人工衛星の製造をセーレンに発注。運用終了を迎えた衛星を含め、すべて順調に運用されてきたという。この経験を通じて、超小型人工衛星の設計・製造・試験に関するノウハウを蓄積しており、今回の新たな連携でもこれらの知見を最大限に活用する。
今回締結した覚書に基づき、アークエッジ・スペースが現在主に取り組む6U衛星について、これまでを大きく上回る多数機製造体制の確立をめざす。これにより、単機あたりのコストメリットの追求、発注から納品まで半年以上を要する長納期品の確保による製造工程全体の短納期化といった、新たな課題にも取り組む。これまでの知見と実績を生かし、さらなる効率化や高度化、低価格化などを含む、市場競争力獲得に向けた検討も行う。
アークエッジ・スペースは、これまでに3U・6U併せて15機の超小型人工衛星の設計・開発・製造・運用を行い、その知見を活用して複数の自社ミッションを展開。今後はコンステレーション運用を見据えた量産体制構築を進め、さらなるサービス拡大をめざす。
セーレンは原糸製造から織編、加工、縫製までの繊維一貫生産機能を有する、創業1889年の総合繊維メーカー。車両資材やアパレル、エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカルといった5つの事業領域に加え、。次世代につながるシーズの一つとして「宇宙・衛星関連事業」を位置付け、非宇宙産業の技術力を宇宙産業に展開している。

