Windows Centralは10月21日(現地時間)、「Microsoft limits control over app updates in Windows 11 - users can only pause for 5 weeks」において、Microsoftが「Microsoft Store」アプリの設定項目の仕様を変更し、アプリの自動更新を完全に停止するオプションを削除したと伝えた。

現在、設定画面から自動更新をオフにすると、最大で更新を5週間停止するドロップダウンが表示されるが、永続的にオフにする選択肢は用意されていない。

自動更新を完全に無効にするオプションはない

Microsoft Storeアプリでは、上部のユーザーアイコンのメニューから「ストアの設定」を選択すれば、設定画面が開いて自動更新や通知に関する設定を変更できる。この設定項目の中で、「アプリ更新」のトグルをオフにすれば、インストール済みのすべてのアプリに対して、自動更新を停止できる。従来は、一度オフにすれば、自分で再びオンに変更するまでは自動更新は停止したままだった。

しかし、Microsoftは最近この仕様を変更したようだ。現在もトグルスイッチは使えるが、オフに変更すると更新の一時停止期間を設定するダイアログが表示される。停止期間は1週間から最大5週間まで選択できるが、無期限で停止する選択肢はない。つまり、アプリの自動更新は将来的にかならず再開されることになる。

  • 自動更新の停止期間は1〜5週間に限定されている

    自動更新の停止期間は1〜5週間に限定されている

セキュリティ強化には有用だが管理の負担は増える可能性

このような仕様は、セキュリティ上の脆弱性対応を強化するという点では大きな意味がある。しかし、企業が管理する業務用のPCなどでは、特定のバージョンを維持し続けたり、アップデートのタイミングを自社で完全にコントロールしたいというケースも多い。そのような環境では、更新停止の期間に制限がある新仕様は管理上の負担を増やす可能性がある。

この変更はMicrosoft Store経由でインストールしたアプリにのみ適用されるので、アプリの配布元から自分で入手してインストールしている場合は、そのアプリ独自のアップデート方法が引き続き利用できる。

Microsoft Storeの変更ログにはこの仕様変更に関する説明は記載されていないため、同社にどのような意図があるのかは不明である。自動更新を推奨する方針は、ユーザーのPCの安全を守るという点では理にかなっているが、選択肢を完全に塞ぐ強引さに一部の利用者は不満を示すだろう。