Synspectiveは、同社7機目となる小型SAR衛星を打ち上げ、軌道投入と通信・制御に成功したと10月15日に発表。今後数カ月かけて、観測やデータ取得をはじめとする機能検証を行う予定だ。

  • Synspective、7機目の小型SAR衛星の軌道投入・通信に成功

    Synspective、7機目の小型SAR衛星の軌道投入・通信に成功

7機目の衛星は日本時間10月15日1時33分、米Rocket Labの「Electron」(エレクトロン)ロケットによってニュージーランド・マヒア半島の発射場から打ち上げられ、軌道に投入。アンテナ展開に成功した後、試験のための通信が正常に機能しており、制御可能であることを確認したという。

Synspectiveの新井元行CEOは、「今回の打ち上げは、Synspectiveにとって初めての量産型である第3世代SAR衛星の軌道投入という大きな節目。これまで蓄積してきた運用実績と技術知見をもとに、観測性能、信頼性、量産性などにおいて進化を遂げた」と述べ、「今後も衛星とデータ解析の技術を用いて、安全保障や災害対策、環境マネジメントなどの地球規模の課題に向き合う」とコメントしている。