Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は10月1日(現地時間)、「Microsoft confirms four issues in Windows 11 25H2, but they're not a dealbreaker」において、Windows 11バージョン25H2に3件の不具合が存在すると伝えた。

9月30日リリースのWindows 11バージョン25H2だが、24H2の機能を引き継いだことが原因で同じ不具合を継承しているという。

  • Windows 11 25H2に不具合が見つかった

    Windows 11 25H2に不具合が見つかった

Windows 11バージョン25H2の既知の不具合

Windows 11バージョン25H2の既知の不具合は「Windows 11, version 25H2 update history - Microsoft Support」から確認することができる。Windows Latestは4件あると報告しているが、Windows SMB v1ファイル共有の不具合は「KB5065789」にて修正されており、9月29日リリースのプレビュー更新プログラムをインストールすることで解決することができる。

その他の既知の不具合は次のとおり。

一部のデジタルTVおよびBlu-ray/DVDアプリが保護されたコンテンツを期待通りに再生できない

HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)およびデジタル著作権管理(DRM: Digital Rights Management)に対応した拡張ビデオレンダラーを使用するアプリは、著作権保護エラー、再生の中断、予期せぬ停止、ブラックスクリーン(BSoD: Black Screen of Death)を引き起こす可能性がある。ストリーミングサービスには影響しない。

Microsoftの報告によると、HDCPに関係する不具合はすでに解決され、「KB5065789」に修正が含まれたという。しかしながら、デジタル著作権管理については引き続き問題が発生する可能性があり、現在調査中としている。

Windows Updateスタンドアロンインストーラーが.msuパッケージのインストールに失敗する

Windows Updateスタンドアロンインストーラー(WUSA: Windows Update Standalone Installer)は、Windows UpdateエージェントAPIを使用するパッケージインストールプログラム。デフォルトで拡張子「.msu」に関連付けられており、当該ファイルを実行することでインストールを開始することができる。

Microsoftによると、.msuファイルをダブルクリックして実行した場合、または複数の.msuファイルを含むネットワーク共有からWUSAを使用してインストールする場合に、エラー「ERROR_BAD_PATHNAME」で失敗する可能性があるという。この不具合は5月28日リリースの「KB5058499」以降をインストールした環境で発生する可能性が指摘されている。

同社はWUSAを使用したインストール方法は企業向けで、個人や家庭環境に影響する可能性は低いとしている。企業のIT管理者に対し、特別なグループポリシーを展開することで解決できるとして具体的な手順を公開している。

ARM64デバイスでメディア作成ツールが使用できない

MicrosoftはWindows 11バージョン25H2のリリースに先立って、9月29日に新しいWindows 11メディア作成ツールを公開している。同社によると、ARM64デバイスでこのメディア作成ツールを実行すると次のエラーメッセージを表示する場合があるという。

「We're not sure what happened, but we're unable to run this tool on your PC.(何が起きたのかは不明ですが、お客様のPCではこのツールを実行できません)」

この不具合については疑問に思うユーザーも少なくないと考えられる。ARM64向けのメディア作成ツールは提供されておらず、x64デバイスのみの対応となっているためだ。Microsoftはこの疑問について次のように述べている。

「メディア作成ツールはARM64デバイス向けのメディアの作成をサポートしていません。ただし、ARM64デバイスからx64デバイス用のメディアを作成することは可能で、この機能が期待通りに動作していません」

同社はARM64環境でx64デバイス向けのインストールメディアを作成するケースは少なく、多くのユーザーには影響しないとしている。

Windows 11バージョン25H2のリリース直後に公開された不具合情報だが、幸いなことに致命的な不具合はこれまでのところ報告されていない。Windows Updateからのアップグレードは段階的な展開となっているが、対象デバイスのユーザーにはアップグレードの前向きな検討が望まれている。