ドルビーラボラトリーズは、同社が提案する「AC-4音声」と、HDR映像向けの動的メタデータ技術が、日本の次世代地上デジタル放送を支える電波産業会(ARIB)の標準規格に採用されたと9月29日に発表。「世界で実績ある没入型サウンドとHDR映像技術で、日本の次世代放送を後押しする」としている。
ドルビーは今回、次世代の地デジ放送標準規格に採用されたふたつの技術について、「コンテンツの制作から伝送、再生まで、世界中の放送・配信サービスで広く利用されている」とアピール。
Dolby AC-4は、臨場感ある立体音響に適した次世代音声フォーマットとして、米国の主要放送局のほか、フランスやスペインといった欧州の放送局で運用されている。ほかにも音楽配信サービスのAmazon MusicやTIDALなどで聴ける、「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)を活用した楽曲は、Dolby AC-4ベースでグローバルに提供されている。
HDR映像向け動的メタデータを基盤とする「Dolby Vision」(ドルビービジョン)は、奥行き感の深さや色表現の高さを特長としており、米「NBC/Comcast」や仏「Canal+」で商用放送に採用。サッカーやテニスなどを含む、数々の国際的スポーツイベントの放送で使われているという。なお日本では配信・放送技術の世代に違いがあり、現在はまだ利用できないとのこと。
Dolby AtmosとDolby Visionは米Netflixや、U-NEXTをはじめとする国内のビデオ配信サービスなどで採用されている。ドルビーは今後も、スポーツ中継やライブコンサートなど、幅広いジャンルでこうした没入型体験を届けられるよう、関係者と協力を続けていくとしている。
