米Microsoftは9月25日(現地時間)、「Introducing Microsoft Marketplace — Thousands of solutions. Millions of customers. One Marketplace.」において、新しいオンラインストア「Microsoft Marketplace」の提供開始をアナウンスした。
Microsoft Marketplaceは、従来の「Azure Marketplace」と「Microsoft AppSource」を統合したもので、おもにビジネス向けのクラウドソリューションやアプリケーション、AIソリューションなどを一元的に検索、試用、購入、導入できるようにする。
Azure MarketplaceとMicrosoft AppSourceの違い
これまでMicrosoftでは、ビジネスユーザーやIT専門家向けに次の2つのマーケットプレイスを提供してきた。
- Azure Marketplace:主にIT専門家や開発者を対象に、クラウドインフラストラクチャ、仮想マシン、コンテナ、AIサービスなどの技術ソリューションを提供するマーケットプレイス。Azure上で動作するアプリケーションやサービスが中心
- Microsoft AppSource:主にビジネスユーザーを対象に、業務アプリケーション、ビジネスインテリジェンスツール、コラボレーションソリューションなどのビジネス向けアプリケーションを提供するマーケットプレイス。Microsoft 365やDynamics 365と連携するアプリケーションが中心
クラウドからAIまで、ビジネス向けソリューションを一元的に提供
新しいMicrosoft Marketplaceは、この2つを統合・刷新したもの。この統合によって、ユーザーはクラウドやAIのためのリソースを単一のポータルから検索・導入できるようになる。体制を作り出そうとしている。ソリューション数は何万件にのぼり、AIアプリやAIエージェントもすでに数千件が登録されるなど、幅広いカテゴリーを網羅する。
プロダクトの検索から導入までのプロセスはシームレス性を重視しており、既存のMicrosoft製品群(Azure、Microsoft 365、Power Platform、Dynamics 365など)との統合を前提として、認証済みソリューションを利用中の環境内で直接採用・展開できる設計になっている。AIエージェントについては、MCP(モデルコンテクストプロトコル)などをサポートすることで、Microsoft環境に迅速にプロビジョニングできる。
これまでになかった新機能として、「再販対応オファー(resale enabled offers)」が導入される。これは、ソフトウェアの提供元企業が、パートナーに対してプライベートオファーを通じて代理販売を許可できる仕組みである。まだプレビュー段階だが、この仕組みによってソフトウェア企業は新たな市場に販路を拡大できる可能性がある。
Microsoftでは、この新しいマーケットプレイスを通じて、顧客のフロンティア企業への成長を強力に後押ししていくとのことだ。
