エッジ半導体のユースケース創出を支援

PwCコンサルティングは9月12日、AIやエッジ半導体を活用したロボティクス分野において、ユースケースの創出と事業化を支援するアドバイザリーサービスの提供を開始したことを発表した。

日本において高性能半導体をはじめとする半導体製造への官民投資が進められているが、それらを活用するための産業の創出をどのように行うかが課題とされている。その候補産業の1つであるロボティクス分野は、リアルタイム処理などが求められることからエッジ半導体の出口とされているが、そうした分野で日本の強みを発揮し、国際的なプレゼンスを高めていくためには、産官学の連携によるユースケース主導の戦略設計と持続的な共創体制の構築が不可欠とされている。

牧本次生氏がアドバイザーに就任

同サービスは、企業の技術や資産を基盤に、ロボティクスを中心としたエッジ半導体の応用構想をともに描き、社会実装・事業化までを一貫して支援しようというもの。具体的には、市場分析/ユースケース設計/事業モデル構築などといったロボティクス産業を中心とした応用シナリオの具体化支援、企業資産を活用した構想策定支援(技術・知財/人的資源を基にした新サービス/製品の立案支援)、共創体制の設計/運営支援(半導体、製造装置、ロボティクス関連企業との連携枠組みの構築)、技術戦略/ロードマップ策定支援(研究開発から商品化、市場投入戦略、海外連携までの技術支援)などを提供する予定としている。

また、同社では、この取り組みを戦略的に推進するために、半導体政策に精通した人物として、元日立製作所 専務取締役で「牧本ウェーブ」(半導体業界では標準化とカスタム化のトレンドが10年ごとに入れ替わるという法則説)の提唱者としても知られ、「ミスター半導体」とも呼ばれる牧本次生氏をアドバイザーとして招聘。日米半導体協定の終結交渉を業界代表として主導した経験を活かし、産業政策と市場形成の両視点から助言してもらうことを予定しているとする。