アスラテックは、大阪・関西万博で「未来のロボット展 Geared by V-Sido」を開催し、「人に寄り添う未来のロボット」をテーマにしたコンセプトロボット5体(初公開を含む)を展示する。会期は9月16日~28日の13日間。
「人に寄り添う未来のロボット」をテーマに、今回が初の一般公開となる「HL-ZERO」と「ハルモニア・コンパス」を含む、5体のコンセプトロボットを公開する。展示するロボットは、いずれもアスラテックが開発するロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)で駆動するのを特徴としている。
会場は、大阪・関西万博会場のエンパワーリングゾーンにある「ロボット&モビリティステーション」で、開館時間は午前9時~午後9時。展示会の観覧予約は不要だが、万博会場への⼊場料や入場手続きが別途必要となる。また、会期中は混雑状況により、待ち時間が発生する場合があるとしている。
展示ロボットの詳細は以下の通り。
「HL-ZERO」
さまざまなSF作品に関わるメカデザイナーの天神英貴氏と、「エア着ぐるみ」などを多数手がけるピアニジュウイチ、アスラテックの3者が共同開発した、滑らかに駆動するアミューズメント用の大型「PNEUMATIC BOT」(ニューマティックロボット)。身長約4m、重量は約200kg。
さまざまなデザインの大型ニューマティックロボットが今後、商業施設や大規模イベントなどで活躍することを見込んでおり、このロボットはそのリファレンスモデルにあたる。巨大ロボットやモンスターなど、版権作品とのコラボレーションも予定しているとのこと。
「SR-02 Ver. GOI」
舞台装置や遊戯機械などの設計・製造を手がける三精テクノロジーズが開発した、“世界で唯一4人が搭乗して歩行できる”という巨大4脚ロボット。全高は約2.7m、重量は約2,000kg。
今回公開する「Ver. GOI」は、ガンダムオープンイノベーションの成果として、未来のモビルスーツ技術実現をめざし、作業用大型アームを搭載しているのが特徴。アミューズメント分野での活用のほか、作業用ロボットへの技術発展も視野に入れているという。
「BALGOI」
将来、宇宙などで作業を行う小型モビルスーツをイメージした、操縦可能なロボット。ガンダムオープンイノベーションの「モビルスーツの社会実装に向けた新しい操縦ロボットのプロトタイピングプロジェクト」で製作されたもので、バイラテラル操作による直感的なロボット操縦を特徴としている。身長は約40cm、重量は約5kg。
「ハルモニア・コンパス」
ロボット開発のプロジェクトチーム・ハルモニウムが開発を進めている、“人の旅に寄り添う”大型6脚ロボット。機械学習などとの連携により、人とのインタラクションを行えるのを特徴としており、旅のパートナーとしての活用や不整地の荷物搬送での活用をめざす。全長は約2.5m、重量は約50kg。
同ロボットは、情報処理推進機構が実施する2025年度上期 未踏アドバンスト事業において、「大型六脚ロボットによる適応的行動獲得システムの開発」プロジェクトとして採択されている。
「にゅーすけ」
ピアニジュウイチ、アスラテックの2社が製作したニューマティックロボット試作機で、関節の駆動にアスラテックの制御技術、外装にはピアニジュウイチのエア着ぐるみの技術を活用することで、人とロボットが安全に触れ合えるロボットを追求。外装のキャラクターをアレンジすることで、店舗のディスプレイやキャラクターグリーティングなど、さまざまな場所での活用をめざす。身長は約1m、重量は約8kg。
大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業における「スマートモビリティ万博」では、次世代のさまざまなロボットを実装・実証する「ロボットエクスペリエンス」が開催中。その一環として、アミューズメントやモビリティ、建設など幅広い分野でロボット開発に携わってきたアスラテックが参加し、今回の展示を行う。
アスラテックは、今後もV-Sidoを核としたロボティクス技術でさまざまな企業などとコラボレーションし、「ロボットと人が共存できる社会」をめざして活動する。




