C-GIS生産のための新工場棟建設を計画
三菱電機は8月7日、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)の生産体制強化を目的に、香川県丸亀市の「受配電システム製作所」に新工場棟を建設する計画を発表した。
C-GISは大容量電力を使用する施設内の電力配電系統に用いられる機器で、電流を開閉できる真空バルブを搭載することで事故が生じた際などに電流を遮断・保護・制御することを可能とする高電圧向けの配電盤。近年、データセンターなど大容量電力が必要な施設が国内でも増加しており、国外を含めてC-GISの需要が拡大しているという。
新工場棟の稼働でC-GIS生産台数は従来比2倍に拡張
今回の新工場棟建設は、そうした大容量電力対応施設の増加に対応することを目的としたもの。開閉装置や遮断器の製造を担う受配電システム製作所に新工場棟を建設し、2027年度までに、C-GISの年間生産台数を従来比2倍にすることを目指すとする。
また、新工場棟では、複数エリアに点在していたC-GIS生産・試験ラインを集約することで、部材受入から製造、出荷までの生産工程の効率化を図るとするほか、生産ラインにおいては、C-GIS内への絶縁ガス充填作業時間を短縮する自動化ラインを導入することで、ガス充填時間を約40%削減し、生産性の向上を図るともしている。
さらに、これまでC-GISの主な適用先であった変電所や駅、ビルなどの施設に加え、再生可能エネルギーの1つとして海外を中心に注目を集めている洋上風力発電に対応したC-GISの生産拡大も新工場棟では進めていくことも予定するとしている。
なお、新工場棟は、2026年6月に竣工し、同年10月から稼働開始の予定だという。
