TIが米国への投資額を600億ドル超に引き上げ
Texas Instruments(TI)は6月18日(米国時間)、米国での半導体製造の強化に向けて600億ドルを超す投資を行う計画を発表した。
計画では、テキサス州とユタ州に構える3つの製造拠点(テキサス州シャーマン、テキサス州リチャードソン、ユタ州リーハイ)に7つの半導体工場を建設するとしており、これにより6万人以上の雇用を米国で創出することになるという。ただし、この投資額には、すでに同社がテキサス州シャーマンで建設を進めているSM1とSM2、ならびにSM3とSM4という合計4つの工場への最大400億ドルの投資が含まれている点に注意する必要がある。
シャーマンの新工場は2025年中の生産開始を予定
このうち、SM1は2025年からの生産開始を予定。2番目の新工場となるSM2は外壁工事を完了した段階にあるという。また、将来の需要に対応することを目的としているSM3およびSM4については、現在、投資計画を進めている段階にあるとする。