QualcommがAlphawave Semi買収で合意

Qualcommは6月9日(米国時間)、Alphawave Semiとの間に同社の発行済みおよび発行予定の普通株式資本の全額を約24億ドルで買収することに関して合意したことを発表した。

買収の目的はデータセンター事業の強化

Alphawave Semiは、インフラ向け高速コネクティビティやコンピュートシリコンを中心に展開してきた半導体メーカーで、Qualcommは同社の買収によりデータセンター事業への進出を加速させること、ならびに重要な資産を確保することができるようになると説明している。また、そうして得られる高速有線技術などについてQualcommでは、次世代のカスタムOryon CPUとHexagon NPUプロセッサを補完するものとなるとも説明している。

なお、QualcommによるAlphawave Semiの買収は、英国の買収プロセスを規定する「テイクオーバー・コード (Takeover Code)」の第2.7条に基づき発表された定められた一定の条件(一定の規制当局の承認、Alphawave Semiの株主の過半数の承認、および英国高等裁判所の認可など)が充足または免除されることを条件として、2026年第1四半期中に完了する予定だという。