Windows Latestは6月3日(現地時間)、「Microsoft says Windows 11 will soon ship with "Edit" text editor by default」において、Microsoftはコマンドラインベースのテキストエディター「Edit」を間もなくWindows 11に標準搭載する予定だと伝えた。

  • Windowsの新しいコマンドライン・テキストエディター「Edit」

    Windowsの新しいコマンドライン・テキストエディター「Edit」

オープンソースで提供

「Edit」は、Microsoftが「Microsoft Build 2025」の場でオープンソースで提供することを発表したCLI(コマンドラインインターフェイス)テキストエディターである。PowerShellやコマンドプロンプト内で直接起動することができ、キーボード入力だけでさまざまな編集操作を行えるという特徴がある。

マウス入力もサポートするため、GUIベースのテキストエディターのようにメニューから操作することも可能。Microsoftは、64ビット版WindowsにおけるCLIテキストエディターの不在を解消するためにEditを開発した(関連記事:Microsoft、新しいコマンドラインエディタ「edit」をオープンソースで公開 | TECH+(テックプラス)

「edit」コマンドで簡単に起動可能に

Windows Latestによれば、Microsoftは、このEditをWindowsの標準のテキストエディターとしてリリースする予定であることを明らかにしたという。もちろん、これは現在の標準テキストエディターである「メモ帳」を置き換えることを意味していない。Editはあくまでもコマンドラインでテキスト編集する際にのみ使用できるもので、通常のデスクトップ環境での作業では、これまでどおりメモ帳が標準のエディターとなる。

Editが標準エディターとして搭載されれば、ユーザーはPowerShellやコマンドプロンプト、またはWindows Terminalで「edit」とタイプするだけでEditを起動し、ファイルの編集やプレビューができるようになる。現在は、GitHubリポジトリーから手動でダウンロードして使えるが、Microsoftは今後、Windows Insiderプログラムを通じて正式に提供する予定だ。

なお、標準搭載を待たずにすぐにEditを使ってみたい場合には、下記のGitHubリポジトリよりダウンロードできる。