KDDIスマートドローンは5月29日、米Skydioが開発したAIドローン「Skydio X10」に対応する自動充電ポート付きドローン「Skydio Dock for X10」の注文受付を同日より開始することを発表した。

KDDIとKDDIスマートドローンは、日常と災害発生を含む非常時を問わず、どこでも10分でAIドローンが遠隔操縦で駆け付ける、ドローンの社会基盤化を目指している。こうした取り組みは2025年下期より能登半島地域から展開を開始し、順次日本全国へと展開予定。

  • 「Skydio Dock for X10」
  • 「Skydio Dock for X10」

    「Skydio Dock for X10」

「Skydio Dock for X10」展開の背景

KDDIスマートドローンは2024年5月13日に、国内およびAPACにおけるSkydioのプライマリーパートナーとしてSkydio X10の取り扱いを開始。以来、インフラ点検、建設現場の進捗管理、災害対応といったさまざまな現場で社会課題の解決を推進してきた。

「Skydio Dock for X10」の概要と特長

Skydio Dock for X10は、Skydio X10の自律飛行能力を最大限に引き出し、現場に作業員を配置することなく遠隔からの自動運用を実現する自動充電ポート付きドローン。これにより、点検や巡視業務のさらなる効率化と省人化、そして安全性向上が期待できる。

KDDIスマートドローンの独自サービス

Skydio Dock for X10の機能活用を支援するため、KDDIスマートドローンは上空電波(4G LTE)によりドローンの安定的な遠隔運用を実現する「上空電波パッケージ」や、通信の確保が困難な地域で高速通信を可能とする衛星通信ブロードバンド「Starlink Business」、専門オペレーターが日々の運航を代行する「遠隔運航サービス」、豊富な運航実績にもとづく「実践的講習」、運航に必要となる申請をサポートする「飛行申請サポート」についても提供する。

  • 独自サービスの概要

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