5大学間で単位互換のプログラムがスタート
東京科学大(Science Tokyo)は5月8日、広島大学ならびに豊橋技術科学大学の3校で進めていた半導体人材育成に係る単位互換覚書への参加覚書に、新たに明治大学と長岡技術科学大学の2校が参加覚書とも締結したことを発表した。
この単位互換覚書は、文部科学省の「次世代X-nics(エックスニクス)半導体創生拠点形成事業」の対象拠点として、2022年4月12日に採択され設置された拠点である「集積Green-niX(グリーンニクス)研究・人材育成拠点」の活動の一環として、半導体分野の網羅的な基礎知識と複数の高度な専門力を有し、革新的半導体集積回路の統合的研究開発を俯瞰的に牽引でき、将来の半導体業界を牽引する人材である「LSI Innovator」の卵を育成することを目的としたもの。
遠方大学でもオンラインでの受講で履修が可能
対象となる学生は、2025年4月から既存の講義科目に加え、新規参入の2大学で開講されている集積Green-niX研究・人材育成拠点の人材育成と関連するものとして指定された複数の講義科目の中から、所属大学の垣根を越えて履修(遠隔の大学の場合、座学の講義をオンライン受講可能)し、自身が所属する大学の単位として取得できるようになる。
なお、今回、新たに明治大学、長岡技術科学大学が加わったことで、Green-niX対象科目の相補性が向上することとなり、その結果としてLSI Innovatorに求められる網羅的な基礎知識や高度な専門知識の学修効果が高まることが期待されると各大学では説明している。