QPS研究所は、小型SAR衛星9号機「スサノオ-I」が撮影した初画像(ファーストライト)を公開。熊本の阿蘇山や米カリフォルニア州、京都市の様子を高精細モードでとらえた試験観測画像を紹介している。

  • 「スサノオ-I」が撮影した初画像のひとつ。熊本の阿蘇山

スサノオ-Iは、ロケット・ラボのElectronロケットによって日本時間3月15日午前9時55分に打ち上げられ、予定軌道に投入。約90分後にスサノオ-Iとの初交信に成功し、翌16日に収納型アンテナを展開し、以後は衛星機器の調整を続けてきた。

QPSのSAR(合成開口レーダー)衛星は、分解能1.8mの通常モード(ストリップマップモード)と分解能46cmの高精細モード(スポットライトモード)で観測可能で、今回は軌道投入から1カ月かからずに両モードでの観測に成功。アルウェットテクノロジーによる画像処理協力を経て、3つの地域の画像を公開した。

熊本県阿蘇市 阿蘇山(日本時間4月3日15時1分 / 観測時の天候:曇り)

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