パナソニック エレクトリックワークス(パナソニックEW)は4月10日、三菱ガス化学と共同で、コンセントなどの配線器具をターゲットとして、CO2から製造したメタノールを原料とする環境配慮型ユリア樹脂を開発したことを発表した。
熱硬化性樹脂の一種であるユリア樹脂は、耐トラッキング性や耐アーク性に優れることから、配線器具の電気火災安全性を支える材料として重宝されており、パナソニックEWで使用している樹脂の約4分の1を占める。しかし同樹脂は、一度硬化すると加熱しても溶けないことから、マテリアルリサイクルができず資源循環が難しい点が課題だった。