三井不動産は4月10日、同社の賃貸ラボ&オフィス事業「三井のラボ&オフィス」の“都心近接型”施設として、「三井リンクラボ東陽町1(仮称)」が同日に着工したことを発表した。

  • 「三井リンクラボ東陽町1(仮称)」外観イメージ

    「三井リンクラボ東陽町1(仮称)」外観イメージ(出所:三井不動産)

“産業デベロッパー”として新産業創造に取り組む三井不動産は、特にライフサイエンス領域において、「三井のラボ&オフィス」事業として、ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)が行うコミュニティの構築と共同した取り組みを推進。東京・日本橋エリアを本拠点に、場の整備を通じたイノベーションによる新産業の創造・育成につながるエコシステム構築を加速させてきた。

そして三井不動産は今般、これまでライフサイエンス領域をターゲットに展開してきた三井リンクラボシリーズの新たな取り組みとして、東陽町での新拠点開発に着手。約9800m2もの敷地面積を誇る同施設では、工業専用地域の特性を活かし、より幅広い事業領域の顧客が利用できる商品企画としているという。具体的には、大型機器の搬入や設置を容易にする仕様に加え、大容量の電気供給や効率的なダクトルートの確保に対応したとのことで、ライフサイエンス領域はもちろん、半導体、エネルギー、食品、化学、宇宙など、さまざまな事業領域の研究開発ニーズを包括的にサポートするとしている。

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