スペースデータは4月7日、宇宙空間における創薬プラットフォームの開発を手掛けるルクセンブルクの企業・Exobiosphereのシードラウンドに出資を行ったことを明らかにした。
Exobiosphereは、微小重力環境などの宇宙空間の特性を活かし、次世代の創薬とスキンケアの実現を目指す“宇宙バイオテクノロジー企業”で、従来の地上ベースでは実現できなかった高精度な疾患モデルや治療法の開発を可能にするという。現在同社は、宇宙空間における創薬の研究開発拠点(CRO)として、ハイスループットスクリーニングシステム「OHTS(Orbital High-Throughput Screener)」を開発している最中とのこと。将来的にはハイスループットテストと宇宙ベースの研究を組み合わせ、製薬・美容業界の課題を解決する革新的なソリューションを提供していくとし、地球と宇宙の両方にインパクトを与える本質的なイノベーションを目指しているとする。
宇宙を“民主化”し、誰もが使えるインフラとして身近にすることを目指すスペースデータは、宇宙環境を利用した技術やそれを支える地上のデジタル技術による社会課題解決を目指す中で、今回の出資を決定。米国のベンチャーキャピタル(VC)であるExpansion Venture、ルクセンブルクのVCであるExpon Capital、韓国の創薬企業・Boryungと共に、シードラウンドの出資を行った。
スペースデータを今回の出資を通じ、医療・ライフサイエンス分野における宇宙技術の応用を加速していくとし、同社代表取締役社長の佐藤航陽氏は発表に際し、「これまで、宇宙環境を活用した創薬は、機会の希少性により高い参入障壁があった。Exobiosphereは、世界初のCROによりその参入障壁を下げ、宇宙創薬市場の門戸を大きく開放することだろう」とコメント。同社として今後は、宇宙技術の社会実装を通じ、より良い未来の創造に貢献するとしている。


