リコーは4月1日、リコーPFUコンピューティングの発足を発表した。同社はリコーデジタルプロダクツBU(ビジネスユニット)傘下であるリコーインダストリアルソリューションズを母体としており、PFUの一部事業・組織を統合し、組込みコンピュータおよび産業用コンピュータの事業を担う。
リコー100%子会社として設立し、本社は神奈川県海老名市。鳥取事業所(鳥取県 鳥取市)、石川事業所(石川県 かほく市)、関西事業所(大阪府 大阪市)、東海事業所(愛知県 名古屋市)にも拠点を構える。従業員数は他社からの出向を含めて約750人。精密機器、製造・検査装置、材料・部品、ソフトウェア・システムなどの開発、設計、製造、販売、サービスを手掛ける。
リコーPFUコンピューティングは新しい体制のもと、組込みコンピュータ事業やフォント事業に加え、AI技術に対応したエッジデバイスやエッジソリューションの提供にも注力する。リコーとPFUが互いに培ってきた設計と量産の能力を集結し、唯一無二の価値を持つオンリーワンの国産コンピューティングパートナーを目指すとしている。