ファミリーマートは、昨年6月末に実施した全国の約10,000店に設置されているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」と山手線内の3面サイネージ「まど上チャンネル」に加え、ビーコン広告を活用したクーポンによる製品購買の実証実験の効果を発表した。
ジェイアール東日本企画(jeki)とデータを活用したデジタル広告配信事業を行うデータ・ワンと共に行った取り組みは、全国の約10,000店に設置されているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」と山手線内の網棚上に搭載されている3面サイネージ「まど上チャンネル」で広告を放映。媒体接触者をターゲットにしたビーコンによるスマートフォンプッシュ型広告によるクーポンの効果を測定するというもので、ファミリーマートのプライベートブランドであるファミマル「ポテトチップス絶品うすしお」を用いて、認知効果や購買率を計測している。
サイネージ広告のみに接触したA群、どちらかのサイネージ広告に接触したビーコン群であるB群、ファミリーマートと山手線のサイネージ双方とビーコンすべてに接触したC群を比較すると、Aを100%とした場合のB群での購買伸長率は147%、C群では166%とビーコンによるターゲティング広告の効果がみられる。インターネットやSNSなどで商品について検索をする「行動変容」については、B群が244%、C群が381%と顕著な伸びも示している。